2010年6月30日水曜日

2010年カンヌ⑦【Media Lions ①】

本日は本年度のカンヌ「メディア部門」でシルバーを受賞した
インベブの「ANDES BEER」の「TELETRANSPORTER」という事例。

この事例はアルゼンチンのブエノスアイレスですが、
欧米の多くの国におけるビール愛飲者のインサイトで
頻繁に見かけるのが「男性は仲間同士でパブでビールを
飲むことが好きだが奥さんはそのことを良く思ってない」という
インサイトです。

この事例もまさにそのインサイトに基づき、クラブやバーなどで
防音加工をした「アンデスビール型」の「ケータイ通話スペース」を
設置して、クラブなどのうるさい場所であっても飲み歩いてる男性が
彼女と静かな場所でケータイで話すことができるので、
「病院にいる」などのアリバイ工作に適している場所を提供することで
その映像のバイラルを図りユーザーのロイヤリティーを高めています。




2010年6月29日火曜日

2010年カンヌ⑥【Outdoor Lions③】

本日は本年度のカンヌ「アウトドア部門」で
「Bronze」を受賞した「IKEA」の「TRAILER」という
映画館用OOH事例。

映画館で本編が上映される前のシネアドの時間帯に
IKEAの巨大なカーテンが何種類も開き続けるという
商品ディスプレイ系のイベント型OOH。

2010年6月28日月曜日

2010年カンヌ⑤【Outdoor Lions②】

本日は本年度のカンヌ「アウトドア部門」でシルバーを受賞した
「JAMES READY」というビール会社の
「COUPON BILLBOARD」の事例。


この会社はここ数年ユニークなOOHキャンペーンを
たて続けに実施して話題になっていますが、今回は
基本に立ち返って屋外広告をケータイで撮影すると
その画像自体がクーポンになって
店頭で割り引いてくれるという内容。


日本でも簡単に応用できそうだと思われます。

2010年6月27日日曜日

2010年カンヌ④【Outdoor Lions①】

本日は本年度のカンヌ「アウトドア部門で」シルバーを受賞した
オーディオスピーカーでおなじみの「BOSE」の
「NOISE-CANCELLING HEADPHONES」という事例。

工事現場で電気ドリルを使用する人が段々地面に埋まっていくことで
ノイズをカットするという点を誇張イメージ的に訴求。

2010年6月26日土曜日

2010年カンヌ③【PR Lions】

本日は2010年カンヌのPR部門でSilverを受賞した
日本の【LOVE CAKE PROJECT】という事例。

私はこの事例のことをこの受賞で初めて知りましたが、
「ワンピース欠けたホールケーキ」というのは
かなりのビッグビジュアルアイディアだと思いました。


2010年6月25日金曜日

2010年カンヌ②【Promo&Activation Lions 】

本日は今年度のカンヌのプロモ部門とPR部門の両方で
グランプリを受賞したゲータレードの「REPLAY」という事例。



アメフトの高校対抗戦において長年の因縁がある
「Easton High Scool」と「Philipsburg High School」の
1993年の伝説の引き分け試合をベースに、
15年後の2009年に当時と同じ選手が再戦して
全米中で話題になったそうです。

この事例はアメフトなので日本人的にはピンと来ない人も
多い気もしますが、例えば日本の高校野球で引き分けで
両校優勝だった過去の試合を15年後に同じメンバーで
再戦させるというイベントがあったら
かなり盛り上がる様な気もします。

アメリカにおいて30才を越えると自分自身でスポーツを
やる気がかなり減退するというデータがあるそうで、
ゲータレードはもう一度スポーツを始めさせるキモチを
起こさせるためのスポーツイベントを企画して全面的な
サポートをしたそうです。



【キャンペーンをまとめた映像】


制作エージェンシーはTBWAシャイアットデイで、ECDは
アップルの伝説のキャンペーン「1984」や「Think differnt」、
アディダス「Impposible is nothing」でおなじみの
「リークロウ」氏。

2010年6月24日木曜日

2010年カンヌ①【Direct Lions】

本日から約1ヶ月間、今年度のカンヌ国際広告祭の中で
個人的に気になった受賞作を取り上げさせて頂きます。

まず初日の本日は「ダイレクト部門」で「Gold」を受賞した
ブリュッセルのラジオ局の「ETERNAL MOONWALK」という
キャンペーン。

昨年マイケルジャクソンさんがお亡くなりになられたことを
追悼して、リスナーから「ムーンウォーク」をしてる動画を募集。
全動画をWebサイト上でつなげていって大勢の人たちが
ムーンウォークのリレーをしていくという内容。

誰もが思いつきそうで他のどこの国もやっていなかった
盲点的なキャンペーンだと思いました。



2010年6月23日水曜日

ギネスビール・ネガポジ逆転広告。

本日はギネスビールのポスター広告事例。

ネガポジ逆転して黒ビールの黒い液色部分が
反転して白になっていることで逆に
「黒いビール」ということを強調していると思われます。

2010年6月22日火曜日

ライブ中継する自動販売機。

本日は港北インターで見かけた
かなり不思議な自動販売機事例。
「世界初!!オールキャップ付き!!」と書いてありますが、
重要なのはそこではありません。


コーヒーを作っていく過程を販売機内のカメラがライブ中継して
上部のモニターで見ることができるのです。


画像が見づらくて申し訳ございませんが、
かなりシズル感はありました。
(ちなみにBGMはコーヒールンバ)


この販売機はかなり面白かったですが、
ライブ中継という点がわかり辛くて単純に
常に同じ映像を流し続けている様にしか
見えなかったのが若干残念な感じがしました。

2010年6月21日月曜日

コルコバードのキリスト像OOH。

本日はブラジルの有名な建造物「コルコバードのキリスト像」に
掲出された「グリーンピース」のOOH事例。
OOHにしてはリーチ数もかなり稼げると思いますし、
パブ露出もかなりしそうな気がします。


2010年6月20日日曜日

ダリの展覧会OOH。

本日はサルバドール・ダリの展覧会告知OOH事例。
時計がダリの作品の様に溶けた感じになってます。



参考資料
【記憶の固執(柔らかい時計)/サルバドール・ダリ】
(Persistance de la memoire)1931年

2010年6月19日土曜日

タイのマクドナルド。

本日はタイの「ドナルド人形」の事例。
タイは仏教国なので合掌をしています。

ちなみにご存知の方も多いかと思いますが
「ドナルド」という呼び名は日本だけの名称で、
原名は「ロナルド・マクドナルド」だそうです。

2010年6月18日金曜日

月刊ココイチ。

本日は「coco壱番屋」の店内ミニリーフレット
「月刊ココイチ」の事例。

リーフレットを雑誌の様に「月刊」と呼ぶという手法は
ありそうで無かった気がしました。


2010年6月17日木曜日

ギネスビール・ダーツOOH。

本日はダーツの的を利用したギネスビールの
うまく例えました系のOOH事例。

リーチ数は限られますが、リーチした人にとっては
刺さるような気がしました。

2010年6月16日水曜日

破壊系OOH。

本日はかなりナゾなOOH事例。広告主は不明。
シティースケープが破壊されて煙が上がってます。

人間にはカオスを見たがる欲求があると言われてますが
こういった破壊系のビジュアルは(広告としてどうかは
わかりませんが)インパクトはかなりあると思います。

2010年6月15日火曜日

ゲームボーイアドバンスの雑誌広告。

本日は任天堂ゲームボーイアドバンスの雑誌広告事例。
ゲームに夢中で両手がふさがってるのでドアノブを開ける時、
足で開けようとしているという表現。
マニアックではありますが、
個人的にはかなりキモチがわかると思いました。

2010年6月14日月曜日

逆シズルOOH。

本日はゴミ箱をコーヒーカップに見立てたOOH事例。
さすがに形が似てるからって口に入れる物をゴミ箱に
例えるのは無い気がしました。

2010年6月13日日曜日

空手教室の雑誌広告。

本日は空手教室の雑誌広告事例。
出口がふさがっていますが、この教室の生徒は
蹴りなどで突き破って出てくるという極端表現。

2010年6月12日土曜日

バスケリンク・ポスター。

本日は広告主は不明ですが
創造的な使い方をしたポスターの事例。
白い紙を切り抜いた部分を持ち上げることで
バスケットボールのリンクを表現しています。

平面媒体ですが立体的な発想であり、
テクノロジーが進化しまくっている現在においては
逆にこういったアナログな表現はグッと来る感じがしました。

2010年6月11日金曜日

OOHをショーケースにする。

本日はバス停広告の事例。
看板の内側にある蛍光灯を外して、
ショーウインドウーの様に使用して
商品を陳列しています。
この発想は他にも応用可能な気がしました。

2010年6月10日木曜日

ジッポのタクシーOOH。

本日はライターの「ジッポ」がタイで実施した
タクシー天井OOH事例。
実際に火をつけて走ったらしいです。

2010年6月9日水曜日

シェーバーOOH。

本日は安全カミソリのOOH事例。
看板周辺の芝がカミソリで剃られているというギミック。

2010年6月8日火曜日

雨の日のカサOOH。

本日は「透明なカサ」を活用したユニークなOOH事例。
広告主は不明ですが、キャッチコピー上では
「HAIR YOU WANT TO SHOW OFF.(見せたくなる髪)」と
書かれているので、美容室とかシャンプーとかだと思われます。

雨の日だけに露出するメディアという点でも面白いですが、
人間に注釈がついてるかの様なコピー表記も面白いと思いました。

2010年6月7日月曜日

テフロン加工のOOH。

本日はテフロン加工のフライパンのシティースケープ広告事例。
看板の下に「目玉焼き型POP」を落としておくことで、
「よくすべるフライパン」であることを訴求。

2010年6月6日日曜日

ビールの販売ヶ所OOH。

本日はビールのOOH事例。
現在地とこのビールが飲める場所の地図が明記されています。
ありそうで無かった盲点的な表現だと思いました。

2010年6月5日土曜日

キューピットOOH。

本日は広告主は不明ですが(おそらく結婚相談所系)の
OOH事例。

テーブルに座る2人の背中に「恋のキューピッド」の
「矢が刺さっている」かの様なビジュアルギミックで表現。
男同士で座った場合なんかはビミョウな気がしますが
ユニークではあると思いました。



ちなみにこの画像の右上に出ているサイトは
見てみたらかなり海外広告を豊富に扱っていたので
アドレスを明記いたします。
http://www.coloribus.com/

2010年6月4日金曜日

わたせせいぞうさんのイラストのTCKポスター。

本日はTCKの駅内ポスターの事例。
若い方々はご存知無いかもしれませんが、
1980年代に流行した「ハートカクテル」という
マンガの作者「わたせせいぞう」さんのイラストを使用。



手書き風文字まで「わたせ調」。


個人的には懐かしくて結構グッときました。

2010年6月3日木曜日

現代社会を皮肉ったモダンアート。

本日は超効率型の現代社会を皮肉ったモダンアート事例。
「アンドレアス・グルスキー」さんの「99セント」。

日本で言う100円ショップ的な「99セントショップ」の
圧倒的な商品の物量とカラフルな色彩の強烈さにより、
グローバリズムによって均質化した現代社会を表現。



グルスキーさんの作品は他にも以下ようなものがあります。

2010年6月2日水曜日

iogous(イオゴス)。

本日は「Fringe81(フリンジ ハチイチ)株式会社」の
新Web広告作成サービス「iogous(イオゴス)」 の事例。

「iogous」とはWebバナー広告のビジュアルを各要素ごとに分割し、
基本レイアウト、キャッチコピー、背景色を様々なパターンで
自動的かつ大量に生成して広告配信するシステムだそうです。

それぞれのバナー広告の「CTR」の
(Click Through Rate:クリック率)結果を見ながら、
自動的にCTRが高い「最適なバナー広告表現」を表示します。



↓「iogous」ClickHere!
http://www.iogous.com/top.html

2010年6月1日火曜日

インタラクティブ・デジタルサイネージ。

本日は海外のインタラクティブプロダクション「MonsterMedia」の
インタラクティブデジタルサイネージの事例。

【旅行者保険の加入促進を促した空港内デジタルOOH】


【画面の前を人が通ったり手を振りかざすと映像が反応】


↓「MonsterMedia」のイメージ映像です。