2008年1月23日水曜日

クリスピンポーターボガスキー③

本日は、CP+B特集の3日目
BMW「MINI」の事例です。

本日は、とある書籍内の文章を
カット&ペーストいたします。

参考資料/日本実業出版社
「アメリカの広告業界がわかれば
 マーケティングが見えてくる」より


アメリカにおけるBMW「MINI」の
キャンペーンのエージェンシーを選択する
競合コンペには15社が参加した。

その結果、フロリダ州マイアミにある
クリエイティブエージェンシーのCP+Bが、
他の有名なエージェンシーを抑え、
見事に獲得した。

CP+Bが選ばれた理由の一つは
2000万ドル(24億円)といわれる
キャンペーン予算だろう。

まったく新しいブランドを立ち上げるには、
かなり厳しい額だ。

これに対しCP+Bは
草の根的アプローチでキャンペーンを開始した。

全米ネットワークのテレビは使わずに、
ビルボード、ポスター、ウェブサイト上での
プロモーションビデオなどをうまく組み合わせて
使ったのである。

テレビを使わないというのは
新車のキャンペーンとしてはかなり型破りであり、
大手のエージェンシーではできない発想だ。

莫大な媒体費をかけてテレビCMを流さなくても、
インターネットなら動画も見られるし、
その映像を映画館でも流した。

MINIのキャンペーンは
ターゲットを都会に住む低予算でオシャレな
ライフスタイルを楽しむ若者層に絞った。

都会の若者はいま、どの企業にとっても
重要なマーケットだ。

車のみならず、ファッション、音楽、スニーカー、
ソフトドリンク、ゲームなど、現在のアメリカで
急速に伸びているセグメントの需要の中心を占める層である。

このような顧客層にアピールするには、若くて
才能のあるクリエイティブがいるエージェンシーを
使う必要があった。


MINIの広告には、このブログでは
ご紹介し切れないくらい複数のクレイジーな
広告群が存在しますが、
本日はその中でも比較的わかりやすい事例を4つ
ご紹介させて頂きます。

【MINI事例①】

看板の近くにある「やしの木」を利用することで
MINIの疾走感を訴求。

【MINI事例②】

自動車とコーナーのオブジェを看板に
使用することで、MINIのコーナリング性能の
良さをアピール。

【MINI事例③】

4WDの上にMINIを載せて街中を走ることで、
かなり「小さな自動車」であることを訴求。

【MINI事例④】
ゲーム形式のバナー広告により、
MINIの疾走感を体感的に訴求。
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CP+B特集4日目の明日は、
「バーガーキング」の事例です。

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