2009年9月7日月曜日

adtech tokyo/アドテック東京

本日は先日、日本で初めて実施された画期的な広告イベント、
「adtech tokyo/アドテック東京」の中で
個人的に刺さったコトバを列記させて頂きます。

2015年までに80%の広告会社が無くなる。
(渡邊竜介さん 電通レイザーフィッシュ代表取締役社長)

People believe people
(ジョシュバーノフさん フォレスター・リサーチ「グランズウェル」著者)

広告のアカウンタビリティーの問題は解決した。
(渡辺春樹さん 本田技研マーケティング戦略ブロック主幹)

幻想の世界をつくるコミュニケーションの時代は終わった。
(伊田光寛さん ファンタジスタ&パートナーズ)

今まではクリエイティブの刑務所に入っていた。
30秒スポットや新聞15段、バナー広告など
メディアの箱の制約があった。
今後は無制限なキャンパスに絵を描くという

広告の楽園が訪れる。
(スコットハウさん マイクロソフト副社長)

上記の発言に関して以前、湯川鶴章さんがおっしゃっていた
「Think out of the box. 」
という言葉を思い出しました。

広告会社内にはあらゆる所にミゾが存在する。
共通言語があるようで無い。
(高広伯彦さん スケダチ 高広伯彦事務所 コミュニケーションプランナー/広告ビジネスコンサルタント)

1つの専門性がワナになる時代。
「自分はこの領域です」という主張は危険だ。
境界線を行ったり来たりすることが大切。
(山本直人さん マーケティング/人材育成プランナー 青山学院大学講師)

新しい広告手法に対する広告主の現状の意識。
①社内調整が多くて大変。
②社内で評価されにくい。
③リスクがある。今までのやり方の方が無難。

新しい広告手法をチャレンジするためには、
この様な現状を割り切るしかない。
(荒井孝文さん 東芝 広告部 国内広告担当 部長代理)

理念が先行し過ぎて現場で実行し切れてない。
(三宅隆介さん 日清食品 宣伝部 Webチームリーダー)

目的特化型の組織にすべき。
特定メディアの職人ではなく、
変化するメディアに柔軟に対応して形を変える。

(及川直彦さん 電通ネットイヤーアビーム 代表取締役社長)

KPIを決めるにしても背景に戦略が無いと意味が無い。
※「KPI」Key Peformance Indicater/重要業績指標

(本間充さん 花王WEB作成部ディレクター)

マッキンゼーとハーバードビジネスが2001年に行った共同調査によると 
銀行のPDCAサイクルの理想は60分。
※しかし現実には60分サイクルなんかではまわせなかったが。
(増子雄一さん 三井住友銀行 マスリテール事業部ネットマーケティンググループ長)

【その他に個人的に印象に残った点】
◆博報堂の堀宏史さんが手がけられたSONYの
「Cam with me」の事例紹介をしている時に会場で
何人かの人が感動して泣いていた、ということに感動しました。
◆中村勇吾さんの作品の「動き」は改めて見てもすさまじい。
◆CNNの事例紹介の時にあったWeb内でのニュースに対する
 コメントのうねりや関連性を表現するツール(下記画像)が
 デザイン的にもクールだった。


最後にこの一大イベントをトータルプロデュースされた
「汐留通信」さん(http://tomi.blog.ocn.ne.jp/)から以前
頂戴したコメントを転機させて頂きます。
多くの日本人クリエイターや
戦略プランナーが
世界規模で活躍する時代の

幕開けです。

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