本日は国際的な物流サービスFEDEXのシュールなOOH事例。
水たまりが出来やすい道路の脇にポスターボードを設置。
荷物を上に掲げる配送員のビジュアルにより
たとえ水がはねても「大切に荷物を扱う」ことを訴求。
FEDEXは「翌日配送」というスローガンと共に
「迅速な配送」という点を世界中であの手この手の広告表現で
訴求していますが、この事例は珍しく「迅速」ではなく
「丁寧」という点を訴求しています。
2009年7月31日金曜日
2009年7月30日木曜日
Project Natal
本日はご存知の方も多いかも知れませんが
マイクロソフト社が先日発表した「Project Natal」の事例。
このプロジェクトは近日中に発売される
ゲーム機「XBOX」の新型機種で
二つのカメラを使用して人間の目と同じ様に
ユーザーの動きをリアルタイムでモーションキャプチャーします。
人間の動きと同じ動きをゲーム上のキャラクターがするようです。
以下の映像はちょっとイメージビデオっぽいですが
ほとんど現実にできるようです。
とにかくスゴイので、ぜひご覧いただけますか。
マイクロソフト社が先日発表した「Project Natal」の事例。
このプロジェクトは近日中に発売される
ゲーム機「XBOX」の新型機種で
二つのカメラを使用して人間の目と同じ様に
ユーザーの動きをリアルタイムでモーションキャプチャーします。
人間の動きと同じ動きをゲーム上のキャラクターがするようです。
以下の映像はちょっとイメージビデオっぽいですが
ほとんど現実にできるようです。
とにかくスゴイので、ぜひご覧いただけますか。
2009年7月29日水曜日
フランクロイドライト版レゴブロック。
2009年7月28日火曜日
意識してない事を意識化する4つの方法。
本日は以前何かの本で読んでパソコンにメモっていた
「意識してない事を意識化する4つの方法」に関して。
広告では潜在的なニーズを掘り起こして顕在化する
という課題が多いので、そういった場合に効果的な
表現技法が4タイプあるそうです。
例えば「自分が日本人である」という当たり前すぎて逆に
普段ほとんど意識していないことを意識化させる、
というテーマに沿いますと以下のようになるそうです。
①対比化
海外に行けば「日本人」ということを意識する。
この意識は外国人との「対比化」で生じる。
②逸脱化
そこに在るべき何かがかけている状態。
普段の家の生活にタタミがあることが不可欠とすれば、
その「タタミ」が欠けた住居に住んだ場合、タタミ式では
常識だったことができなくなることで逆に日本人という
ことを意識し始める。
③極限化
日本人らしさをつくっている何かを部分的に拡大したり
飛躍させてみる方法。毎日の食事全体を和食料理で
通してみるなど。
④比喩化
日本人を仮に“働き蜂”に例えて、働き蜂と日本人の
接点を見出すなど。
昨日の飲酒運転抑止の広告の別バージョン
(よく見ると小さな 家族が横断歩道を歩いてる)を例にとると
上記の「③極限化」を活用した表現であると思われます。
酔っ払ったってここまで小さく見えないよって感じだとは思いますが
極端に小さくすることで 「でも視力は弱まりますよね」という点を
顕在化できてるように感じます。
極端表現は一歩間違うと不誠実で乱暴な感じになりやすい気が
しますが、うまくいくとビジュアルショックが大きく、なおかつ
現実を突きつける以上に 現実を認識させる力があると思います。
「意識してない事を意識化する4つの方法」に関して。
広告では潜在的なニーズを掘り起こして顕在化する
という課題が多いので、そういった場合に効果的な
表現技法が4タイプあるそうです。
例えば「自分が日本人である」という当たり前すぎて逆に
普段ほとんど意識していないことを意識化させる、
というテーマに沿いますと以下のようになるそうです。
①対比化
海外に行けば「日本人」ということを意識する。
この意識は外国人との「対比化」で生じる。
②逸脱化
そこに在るべき何かがかけている状態。
普段の家の生活にタタミがあることが不可欠とすれば、
その「タタミ」が欠けた住居に住んだ場合、タタミ式では
常識だったことができなくなることで逆に日本人という
ことを意識し始める。
③極限化
日本人らしさをつくっている何かを部分的に拡大したり
飛躍させてみる方法。毎日の食事全体を和食料理で
通してみるなど。
④比喩化
日本人を仮に“働き蜂”に例えて、働き蜂と日本人の
接点を見出すなど。
昨日の飲酒運転抑止の広告の別バージョン
(よく見ると小さな 家族が横断歩道を歩いてる)を例にとると
上記の「③極限化」を活用した表現であると思われます。
酔っ払ったってここまで小さく見えないよって感じだとは思いますが
極端に小さくすることで 「でも視力は弱まりますよね」という点を
顕在化できてるように感じます。
極端表現は一歩間違うと不誠実で乱暴な感じになりやすい気が
しますが、うまくいくとビジュアルショックが大きく、なおかつ
現実を突きつける以上に 現実を認識させる力があると思います。
2009年7月27日月曜日
2009年7月26日日曜日
2009年7月25日土曜日
2009年7月24日金曜日
海外の「スーパーDRY」の広告。
2009年7月23日木曜日
2009年7月22日水曜日
2009年7月21日火曜日
クリスチャンディオールのオシャレな広告。
2009年7月20日月曜日
飛行機のツバサOOH。
2009年7月19日日曜日
今月のナカタハンガー。
2009年7月18日土曜日
ナゾがナゾを呼ぶ渋谷OOH。
本日は以前にこのブログで取り上げさせて頂いた
渋谷の「ナゾのOOH」と同じ場所に現れた
これまたナゾなOOH事例。
昨年の秋くらいから渋谷で数回にわたって以下の様に
「広告主の表示が一切無い」ナゾの看板が出現しました。
その後の調べで日比野克彦氏のアートであることが
判明しましたが、広告目的はいまだ不明です。
そのナゾのOOHと同じ場所に最近、
「帝京大学ラグビー部」の看板が掲出されているのです。
誰が何のために、どういう経緯で掲出するに至ったかが
まったくもって不明です。
この媒体枠は2週間で6百万円もするようですが、
ある意味かなりゼイタクな広告とも言えると思います。
この媒体枠は渋谷の中で亜空間の様な感じになってますが
きっと何か理由がある気がします。
わかり次第レポートします。
渋谷の「ナゾのOOH」と同じ場所に現れた
これまたナゾなOOH事例。
昨年の秋くらいから渋谷で数回にわたって以下の様に
「広告主の表示が一切無い」ナゾの看板が出現しました。
その後の調べで日比野克彦氏のアートであることが
判明しましたが、広告目的はいまだ不明です。
そのナゾのOOHと同じ場所に最近、
「帝京大学ラグビー部」の看板が掲出されているのです。
誰が何のために、どういう経緯で掲出するに至ったかが
まったくもって不明です。
この媒体枠は2週間で6百万円もするようですが、
ある意味かなりゼイタクな広告とも言えると思います。
この媒体枠は渋谷の中で亜空間の様な感じになってますが
きっと何か理由がある気がします。
わかり次第レポートします。
2009年7月17日金曜日
ARゲーム。
本日は最近巷で話題のAR(Augmented Reality/拡張現実)を
使った任天堂DSのゲームソフトの事例。
実際にDSを持ってGPS機能を駆使しながら
街の中を歩いてゴーストを発見するという内容。
使った任天堂DSのゲームソフトの事例。
実際にDSを持ってGPS機能を駆使しながら
街の中を歩いてゴーストを発見するという内容。
2009年7月16日木曜日
2009年7月15日水曜日
2009年7月14日火曜日
エヴァンゲリオン関連グッズ。
2009年7月13日月曜日
2009年カンヌ⑳「Titanium Lion」
本日は今年のカンヌ「チタニウム部門」で「Titanium Lion」を
受賞した「THE GREAT SCHLEP」の事例。
制作は大統領専用機/エアフォースワンに落書きしたバイラルCMで
有名な「DROGA5」。ちなみにチタニウム部門というのは、
これまでの広告の概念を破壊しつつも
今後の広告界の方向性を示すキャンペーンに与えられる部門です。
チタニウム&インテグレイティッド両部門のグランプリは、
「オバマ大統領」の選挙PRキャンペーンでしたが
この「THE GREAT SCHLEP」の事例もオバマ氏関連。
まず、この事例の前にオバマ陣営がとった戦略・戦術の中で
ユニークなビジュアルアイコンの事例を取り上げさせて頂きます。
全キャンペーンの統合的なアイコンとして以下の様な
「変わるアメリカ」を象徴した「日の出」風デザインを設定。
このアイコンを基本として・・・
アジア団体向けの「蓮(はす)」的なバージョンのアイコンや、
女性団体向けの「♀」的なアイコンや、
子供団体向けの「手書き」風アイコン、
そして環境団体向けの「エコ」系アイコンなど
様々な人々に対する緻密なアプローチをしたそうです。
他のロゴは以下。
↓ClickHere
http://www.barackobama.com/people/
また以前このブログでも取り上げさせて頂いた
アンビエント系アート「OBEY JAIANT」で有名な
「シェパードフェアリー氏」がオバマ氏のアイコンを制作。
【OBEY風オバマ氏】
このアートをネットで購入することで
「個人献金」的な役割になっていたそうです。
ここまでが前置きで、こういった一連の大統領選の中で
非常に重要な役割を果たしたのが「THE GREAT SCHLEP」です。
今回の選挙戦では「フロリダ州」かなりが重要であったそうですが
「フロリダ州」はユダヤ人の高齢者層の影響力がかなり強くて
なおかつ彼らはオバマ氏のことを「モスリム/イスラム教徒」と
みなしていたそうです(実際には違うとのことです)。
一度固まった偏見をコミュニケーションで破壊するのは
かなり困難なので、高齢者層を直接説得するのはあえて避けて
高齢者層に対して「一番影響力が強い層」に焦点を変えました。
それは「孫」です。孫である「ジェネレーションZ」にオバマ氏の
良さを理解してもらうことで祖父祖母を切り崩すという
「間接的コミュニケーション戦略」に打って出たのです。
「将を射ずんば馬から」ということわざがありますが、
直接アプローチしても難しそうな相手に対しては
そのターゲットに影響力の強い別の存在を切り崩すというのは
かなり賢明な戦略だと思います。
実際にはユダヤ人コメディアン「サラ・シルバーマン」を
起用するなどしてYouTubeやtwitterやfacebookという
最先端のメディアを使用することで若年層の心をつかみました。
これらの一連のキャンペーン活動によりオバマ氏は
フロリダ州でも勝利をおさめ大統領にもなりました。
勝因の一つとして考えられるのは
人々を「ひと塊」という大雑把で失礼な捉え方をせずに
「一人ひとりをリスペクトしたこと」である気がします。
これはコミュニケーションの基本原則だと思います。
マスコミュニケーションはとかく大勢に向けた
乱暴で威張った話法の表現になりやすい気がしますが、
本当は「1対1」というつもりでやらないと
コミュニケーションは成立しにくい気がします。
今回のオバマ大統領のキャンペーンは
受け手をリスペクトするという基本原則に則った上で
「先進的グラスツール」を有効に使うことで
成功できたのだと思います。
今年のカンヌはBMWフィルムで有名なデビッドルーバス氏が
審査委員長であることも関係しているかもしれませんが、
「PR旋風」が巻き起きている感じがします。
チタニウム部門やインテグレイティッド部門にも
その傾向は如実に現れている様に感じました。
広告は本当に本格的に形を変化する時期なのだと思います。
最後に頼まれてもないですがたまには会社のために宣伝をします。
私の所属する会社から、何だか絶妙なタイミングで
「オバマ大統領の選挙戦」をテーマにした書籍が
先日出版されました。700日におよぶ選挙戦を
かなり緻密に追われていてアメリカにおける大統領選の
ダイナミズムと、メディアの劇的な変化に柔軟に
対応することで成功を収めたオバマ陣営の動きが
事細かに記された良書です。
監修はkikuikenさんとオガワくんです。
著者の大柴ひさみさんが当社で特別に講演してくださったのですが
その中で「オバマは人々の夢を実現する“乗り物”になった」と
表現されていたことに個人的にはかなり感銘を受けました。
その上であらためて「We can change」というメッセージを
見ると非常に深遠であるように感じました。
興味がある方はぜひお読みください。
※
ラジオ部門は私の語学力の限界で意図がわかりきれないものが
多かったため申しわけございませんが取り上げておりません。
受賞した「THE GREAT SCHLEP」の事例。
制作は大統領専用機/エアフォースワンに落書きしたバイラルCMで
有名な「DROGA5」。ちなみにチタニウム部門というのは、
これまでの広告の概念を破壊しつつも
今後の広告界の方向性を示すキャンペーンに与えられる部門です。
チタニウム&インテグレイティッド両部門のグランプリは、
「オバマ大統領」の選挙PRキャンペーンでしたが
この「THE GREAT SCHLEP」の事例もオバマ氏関連。
まず、この事例の前にオバマ陣営がとった戦略・戦術の中で
ユニークなビジュアルアイコンの事例を取り上げさせて頂きます。
全キャンペーンの統合的なアイコンとして以下の様な
「変わるアメリカ」を象徴した「日の出」風デザインを設定。
このアイコンを基本として・・・
アジア団体向けの「蓮(はす)」的なバージョンのアイコンや、
女性団体向けの「♀」的なアイコンや、
子供団体向けの「手書き」風アイコン、
そして環境団体向けの「エコ」系アイコンなど
様々な人々に対する緻密なアプローチをしたそうです。
他のロゴは以下。
↓ClickHere
http://www.barackobama.com/people/
また以前このブログでも取り上げさせて頂いた
アンビエント系アート「OBEY JAIANT」で有名な
「シェパードフェアリー氏」がオバマ氏のアイコンを制作。
【OBEY風オバマ氏】
このアートをネットで購入することで
「個人献金」的な役割になっていたそうです。
ここまでが前置きで、こういった一連の大統領選の中で
非常に重要な役割を果たしたのが「THE GREAT SCHLEP」です。
今回の選挙戦では「フロリダ州」かなりが重要であったそうですが
「フロリダ州」はユダヤ人の高齢者層の影響力がかなり強くて
なおかつ彼らはオバマ氏のことを「モスリム/イスラム教徒」と
みなしていたそうです(実際には違うとのことです)。
一度固まった偏見をコミュニケーションで破壊するのは
かなり困難なので、高齢者層を直接説得するのはあえて避けて
高齢者層に対して「一番影響力が強い層」に焦点を変えました。
それは「孫」です。孫である「ジェネレーションZ」にオバマ氏の
良さを理解してもらうことで祖父祖母を切り崩すという
「間接的コミュニケーション戦略」に打って出たのです。
「将を射ずんば馬から」ということわざがありますが、
直接アプローチしても難しそうな相手に対しては
そのターゲットに影響力の強い別の存在を切り崩すというのは
かなり賢明な戦略だと思います。
実際にはユダヤ人コメディアン「サラ・シルバーマン」を
起用するなどしてYouTubeやtwitterやfacebookという
最先端のメディアを使用することで若年層の心をつかみました。
これらの一連のキャンペーン活動によりオバマ氏は
フロリダ州でも勝利をおさめ大統領にもなりました。
勝因の一つとして考えられるのは
人々を「ひと塊」という大雑把で失礼な捉え方をせずに
「一人ひとりをリスペクトしたこと」である気がします。
これはコミュニケーションの基本原則だと思います。
マスコミュニケーションはとかく大勢に向けた
乱暴で威張った話法の表現になりやすい気がしますが、
本当は「1対1」というつもりでやらないと
コミュニケーションは成立しにくい気がします。
今回のオバマ大統領のキャンペーンは
受け手をリスペクトするという基本原則に則った上で
「先進的グラスツール」を有効に使うことで
成功できたのだと思います。
今年のカンヌはBMWフィルムで有名なデビッドルーバス氏が
審査委員長であることも関係しているかもしれませんが、
「PR旋風」が巻き起きている感じがします。
チタニウム部門やインテグレイティッド部門にも
その傾向は如実に現れている様に感じました。
広告は本当に本格的に形を変化する時期なのだと思います。
最後に頼まれてもないですがたまには会社のために宣伝をします。
私の所属する会社から、何だか絶妙なタイミングで
「オバマ大統領の選挙戦」をテーマにした書籍が
先日出版されました。700日におよぶ選挙戦を
かなり緻密に追われていてアメリカにおける大統領選の
ダイナミズムと、メディアの劇的な変化に柔軟に
対応することで成功を収めたオバマ陣営の動きが
事細かに記された良書です。
監修はkikuikenさんとオガワくんです。
著者の大柴ひさみさんが当社で特別に講演してくださったのですが
その中で「オバマは人々の夢を実現する“乗り物”になった」と
表現されていたことに個人的にはかなり感銘を受けました。
その上であらためて「We can change」というメッセージを
見ると非常に深遠であるように感じました。
興味がある方はぜひお読みください。
※
ラジオ部門は私の語学力の限界で意図がわかりきれないものが
多かったため申しわけございませんが取り上げておりません。
2009年7月12日日曜日
2009年カンヌ⑲「Integrated Lions」
本日は今年のカンヌ「インテグレイティッド部門」で
「BRONZE」を受賞している「YOU GOT 30MINUTES」の事例。
制作はCP+B/クリスピン・ポーター・ボガスキー。
ちなみにインテグレイティッド部門というのは、
様々なメディアを横断的かつ統合的に使用したキャンペーンに
与えられる部門です。
ドミノピザは今から10年以上前に
「30分で配達出来なかったら無料」という
サービスで有名になりました。
しかしその後、法律上の理由でこのサービス中止したそうです。
CP+Bはそんなドミノピザの重要なブランド要素である
「30分」という点に着目してドミノ配達までの待機時間である
「30分」を有効に使ってもらうための施策を「30個」実施。
その中で個人的にスゴイと思ったのが
ハードディスクレコーダーの「TIBO」と組んで
「ビデオ・オン・ディマンド」サービスと連携した
「PIZZA・オン・ディマンド」という施策です。
TIBOの選択画面の中にピザ販売画面を組み込んだのです。
つまり新たな売場チャネルを創造してしまったのです。
ビデオ鑑賞とピザはかなり親和性が高いと思いますので
絶妙な組み合わせだと思います。
著名マーケッター「ジェローム・マッカーシー」氏が提唱した
マーケティングミックスの「4P」というのがありますが、
①Product「製品」
②Price「価格」
③Promotion「プロモーション」
④Place「流通」
広告で支援できるのは基本的に「③」の部分だと思いますが、
この事例においては「④」の開発を
創造的に行っているという点がスゴイと思いました。
明日はカンヌ特集、最終日「チタニウム部門」です。
「BRONZE」を受賞している「YOU GOT 30MINUTES」の事例。
制作はCP+B/クリスピン・ポーター・ボガスキー。
ちなみにインテグレイティッド部門というのは、
様々なメディアを横断的かつ統合的に使用したキャンペーンに
与えられる部門です。
ドミノピザは今から10年以上前に
「30分で配達出来なかったら無料」という
サービスで有名になりました。
しかしその後、法律上の理由でこのサービス中止したそうです。
CP+Bはそんなドミノピザの重要なブランド要素である
「30分」という点に着目してドミノ配達までの待機時間である
「30分」を有効に使ってもらうための施策を「30個」実施。
その中で個人的にスゴイと思ったのが
ハードディスクレコーダーの「TIBO」と組んで
「ビデオ・オン・ディマンド」サービスと連携した
「PIZZA・オン・ディマンド」という施策です。
TIBOの選択画面の中にピザ販売画面を組み込んだのです。
つまり新たな売場チャネルを創造してしまったのです。
ビデオ鑑賞とピザはかなり親和性が高いと思いますので
絶妙な組み合わせだと思います。
著名マーケッター「ジェローム・マッカーシー」氏が提唱した
マーケティングミックスの「4P」というのがありますが、
①Product「製品」
②Price「価格」
③Promotion「プロモーション」
④Place「流通」
広告で支援できるのは基本的に「③」の部分だと思いますが、
この事例においては「④」の開発を
創造的に行っているという点がスゴイと思いました。
明日はカンヌ特集、最終日「チタニウム部門」です。
2009年7月11日土曜日
2009年カンヌ⑱「FILM LION③」
本日は今年のカンヌ「フィルム部門」で「Gold」を受賞した
ニュージーランドの「乳がん協会」のCM事例。
制作はY&Rオークランド。
More women should die of old age
より多くの女性が年老いて死ぬべきだ。
という衝撃的なコピーではありますが、
その背景にあるのは若くして乳がんで亡くるなんてバカバカしい。
ちゃんと検査をすれば早期発見ならば直るのだから、
というメッセージがあります。
とはいえ、かなり賛否両論がある気がしますが、
個人的にはかなり良いCMだと思いました。
ニュージーランドの「乳がん協会」のCM事例。
制作はY&Rオークランド。
More women should die of old age
より多くの女性が年老いて死ぬべきだ。
という衝撃的なコピーではありますが、
その背景にあるのは若くして乳がんで亡くるなんてバカバカしい。
ちゃんと検査をすれば早期発見ならば直るのだから、
というメッセージがあります。
とはいえ、かなり賛否両論がある気がしますが、
個人的にはかなり良いCMだと思いました。
2009年7月10日金曜日
2009年カンヌ⑰「FILM LION②」
本日は今年のカンヌ「フィルム部門」で「Bronze」を
受賞しているベルギーの牛乳協会のCM事例。
スローテンポな曲で優雅にダンスを踊る老夫婦。
そこに以下のコピー。
People always dance to music from their youth
多くの人々が自分が若かった頃の音楽でダンスを踊ります。
場面は一転して激しいダンスを踊る若者たち。
そこに以下のコピー。
So you know what's awaiting you
どんなことが待ち構えてるかわかってますよね。
つまり現在の若者のダンスは激しいので
自分たちが年をとった時に体がついていかない可能性があるので
今のうちから牛乳を飲んで体を丈夫にしておこうというメッセージ。
現在、世界中で若者に牛乳を飲んでもらう広告が
行われていると思いますが、その多くが送り手の願望型である
ケースが多い気がしますが、この広告は受け手にとって
リアルな動機付けが面白く出来ていると思いました。
【別バージョン】
受賞しているベルギーの牛乳協会のCM事例。
スローテンポな曲で優雅にダンスを踊る老夫婦。
そこに以下のコピー。
People always dance to music from their youth
多くの人々が自分が若かった頃の音楽でダンスを踊ります。
場面は一転して激しいダンスを踊る若者たち。
そこに以下のコピー。
So you know what's awaiting you
どんなことが待ち構えてるかわかってますよね。
つまり現在の若者のダンスは激しいので
自分たちが年をとった時に体がついていかない可能性があるので
今のうちから牛乳を飲んで体を丈夫にしておこうというメッセージ。
現在、世界中で若者に牛乳を飲んでもらう広告が
行われていると思いますが、その多くが送り手の願望型である
ケースが多い気がしますが、この広告は受け手にとって
リアルな動機付けが面白く出来ていると思いました。
【別バージョン】
2009年7月9日木曜日
2009年カンヌ⑯「FILM LION①」
本日はカンヌ「フィルム部門」で「グランプリ」を
受賞したフィリップス社のテレビの事例。
制作はTRIBAL DDBアムステルダム。
このテレビは画面比率が映画館のスクリーン同様に
かなり横長の「21:9」で(世界初だそうです)
この比率にちなんで21時9分から
Webで以下の映像を流したそうです。
ダークナイト的な世界観でソードフィッシュをさらに
スゴクした感じのめちゃめちゃスゴイ映像ですので
ぜひともご覧いただけますか。
以下メイキング映像です。こちらもかなりスゴイです。
受賞したフィリップス社のテレビの事例。
制作はTRIBAL DDBアムステルダム。
このテレビは画面比率が映画館のスクリーン同様に
かなり横長の「21:9」で(世界初だそうです)
この比率にちなんで21時9分から
Webで以下の映像を流したそうです。
ダークナイト的な世界観でソードフィッシュをさらに
スゴクした感じのめちゃめちゃスゴイ映像ですので
ぜひともご覧いただけますか。
以下メイキング映像です。こちらもかなりスゴイです。
2009年7月8日水曜日
2009年カンヌ⑮「CYBER LION③」
本日は今年のカンヌ「サイバー部門」で「SILVER」を
受賞したWebバイラル映像「POLAR BEARS」の事例。
制作エージェンシーは「オグルビーNY」。
地下鉄の通気口にビニール製の白クマオブジェを設置。
地下鉄が通過すると風圧で白クマの形になります。
実際にかなりバイラル拡散した映像ですので
ご存知の方も多いかと思いますが、
一見ノーテンキでハッピーなネタありきの映像と思わせて
実際には静かに悲しく突き刺さる優れた構成です。
実際の映像は以下。
↓ClickHere!
http://www.wwpl.net/awards2009/EnvironmentalDefenseFund/links/polarBear.html
受賞したWebバイラル映像「POLAR BEARS」の事例。
制作エージェンシーは「オグルビーNY」。
地下鉄の通気口にビニール製の白クマオブジェを設置。
地下鉄が通過すると風圧で白クマの形になります。
実際にかなりバイラル拡散した映像ですので
ご存知の方も多いかと思いますが、
一見ノーテンキでハッピーなネタありきの映像と思わせて
実際には静かに悲しく突き刺さる優れた構成です。
実際の映像は以下。
↓ClickHere!
http://www.wwpl.net/awards2009/EnvironmentalDefenseFund/links/polarBear.html
2009年7月7日火曜日
2009年カンヌ⑭「CYBER LION②」
2009年7月6日月曜日
2009年カンヌ⑬「CYBER LION①」
本日はカンヌ「サイバー部門」で「BRONZE」を受賞した
「THE LITTLE SEND GUIDE」の事例。
制作は最近スウェーデンに進出した「クリスピンポーターボガスキー」。
ECサイトなどで商品を発送する際に
重量やタテヨコ高さのサイズを選ぶと
送料を表示してくれるという実用型のウェブツール。
ジミな事例ではありますが個人的には
Webメディアの広告コンテンツは「実用性」が重要だと
思っているので取り上げさせて頂きました。
↓ClickHere!
http://www.daddy.se/comp/2009/cannes/posten_sendguide/annons1.htm
「THE LITTLE SEND GUIDE」の事例。
制作は最近スウェーデンに進出した「クリスピンポーターボガスキー」。
ECサイトなどで商品を発送する際に
重量やタテヨコ高さのサイズを選ぶと
送料を表示してくれるという実用型のウェブツール。
ジミな事例ではありますが個人的には
Webメディアの広告コンテンツは「実用性」が重要だと
思っているので取り上げさせて頂きました。
↓ClickHere!
http://www.daddy.se/comp/2009/cannes/posten_sendguide/annons1.htm
2009年7月5日日曜日
2009年7月4日土曜日
2009年カンヌ⑪「DESIGN LION①」
登録:
投稿 (Atom)