「バイラルCM」とはインターネット上でCM映像を伝播させる新しい広告手法。YouTubeなどの動画共有サイトを通じて、媒体費用をかけずに多くの人々に映像を見せることが可能。最近では、昨年のカンヌサイバーライオンのグランプリ「StillFree」の様にCM映像上では企業名を一切明かさずに、うわさが広まった後に広告であることを表明する「ステルス型」と呼ばれる手法が多く見られた。「広告」臭がするとネットユーザーは敏感に反応して拒絶するからだと思われる。しかし、この「ローラーコースター」の事例は、ラストカットでタグラインや企業ロゴが入る従来型CMと同様の構成である。だが、圧倒的な映像のインパクトとユーモアにより、広告であろうとなかろうとイイものはイイという感じで、広まっていったのだろう(私もこうしてブログで紹介しているわけだし)。ちなみに「HYDRO」とは石油企業で、このバイラルCMの目的は子供たちに科学のすばらしさを教えるというもの。精度の高いCGをハンディカムの荒い映像で表現するという手法は、まだまだいけそうな感じがする。
0 件のコメント:
コメントを投稿