本日は個人的に最近見たCMの中で一番スゴイと思った事例。
自動車のドライバーに向けて安全運転を啓蒙する「Think!」という
有名な広告キャンペーンがあるのですがその最新作です。
イギリスのTVドラマ的な映像で殺人事件後のシーンから始まり
「誰が殺したか?」という問いかけからCMは始まります。
2分弱と若干長めですが、かなりスゴイのでご覧ください。
「誰が殺したか」という問いかけは実はフェイクで、
実際にはこの映像に「21の変化」があったことを
気づいたかどうかを問いかけることで、
「人間の注意力はアテにならない」から
「注意して自動車を運転しよう」という点を顕在化させる
という、超変則的かつインサイトフルなCMだと思いました。
ちなみに昨年のカンヌを受賞している前回のバージョンも
かなりスゴイです。バスケットボールをパスで回し合う集団がいて
「白い洋服を来たチームは何回パスをするか?」という点を
問う所から始まりますので、このCMを初めて見られる方は
ぜひとも数えてみて頂けますか。
ボールを目で追って一生懸命数えていると
「ムーンウォークするクマ」の存在に気づきにくい
ということを訴求することで、
「人間の注意力の曖昧さ」を再認識させるという内容。
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