2010年4月1日木曜日

トータルフットボール。

本日は、汐留通信さんがブログでヨハンクライフ氏の
「トータルフットボール」のことを取り上げられていたのに
影響されてネットで調べてたら、現在の広告界で
求められていることと近い感じがしたので、
以下のサイトから一部抜粋させて頂きます。
http://www.kcc.zaq.ne.jp/kids_clinic/Cafe/soccer/CafeFootball.html

革命的な戦術により30年先の
未来のフットボールとまで称された「トータルフットボール」。

それまでの世界のサッカー界は各ポジションごとの
スペシャリストの育成に力を入れていました。
しかしスペシャリストの誕生はその反面で
戦術の硬直化を生み出します。

確実にひとつのプレーに区切りがあるスポーツであれば
なんの問題も無いのですがサッカーは激しいボールの動きにより
攻守の切り替え、状況の変化が流動的なスポーツです。
硬直化したフォーメーションと融通のきかない
ポジションの役割分担では、様々に変化していく試合状況に
必ずしも適応しない場面が多々出現します。

「トータルフットボール」とは、チームの選手一人一人が
思いのままポジションチェンジをし、
渦を巻くようにチームがダイナミックに機能するというものです。

ボールを持った選手がMFとして働いて欲しいポジションにいた時、
選手は本来のポジションがどこであれすぐさまMFとして機能。
この運動が刻々変化する試合状況において的確に行われれば
ゲーム中のいかなる場面においても常に味方にとって
最大限有利な態勢で戦えることになります。

しかし渦巻き理論を遂行するためには
絶対に必要な前提が2つあります。
まず選手全員がすべてのポジションをこなせる
オールラウンドプレーヤーであるばかりではなく、
フィールド全体の試合状況が常に見え、
その時々の状況に対し自らが何をしなければ
見抜ける高い戦術眼を持つ必要があります。

もうひとつは激しく流動する試合状況を冷静に観察し、
相手の攻撃戦術、守備戦術を分析しそれにあわせて
チーム全体の作戦をフィールド内でコントロールできる
強大な影響力を持つフィールド内の監督というべき選手を
必要としました。

この2つの前提の成立は実現不可能の机上の空案、
空想の産物と長い間みなされていました。
当時の選手育成の流れは現在ですらそうですが、
ポジション別のスペシャリストを育てるのが
基本でした。その方が育成期間が短くてすみ
効率的であるからです。そんな中でたったひとりの
オールラウンドプレーヤーを得ることすら不可能に近く、
その上でそのすべてを統括指導するスーパーマンみたいな
選手なんて百年にひとりの天才の出現を待つようなもの
だったからです。

トータルフットボールを見た他のチームの驚きは
まさに震撼としか言い様がありませんでした。
固定されたポジションにしがみつくサッカーしか
知らないものにとってオランダ代表のプレーは
一体誰がFWでMFでDFが理解できず、
守備にしろ攻撃にしろ一体全体どう対処してよいか
途方にくれるものであったのは間違いありません。



「汐留通信:ヨハン・クライフ"トータル・フットボール"」
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http://tomi.blog.ocn.ne.jp/siodome/2010/03/post_9407.html

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