本日は以前何かの本で読んでパソコンにメモっていた
「意識してない事を意識化する4つの方法」に関して。
広告では潜在的なニーズを掘り起こして顕在化する
という課題が多いので、そういった場合に効果的な
表現技法が4タイプあるそうです。
例えば「自分が日本人である」という当たり前すぎて逆に
普段ほとんど意識していないことを意識化させる、
というテーマに沿いますと以下のようになるそうです。
①対比化
海外に行けば「日本人」ということを意識する。
この意識は外国人との「対比化」で生じる。
②逸脱化
そこに在るべき何かがかけている状態。
普段の家の生活にタタミがあることが不可欠とすれば、
その「タタミ」が欠けた住居に住んだ場合、タタミ式では
常識だったことができなくなることで逆に日本人という
ことを意識し始める。
③極限化
日本人らしさをつくっている何かを部分的に拡大したり
飛躍させてみる方法。毎日の食事全体を和食料理で
通してみるなど。
④比喩化
日本人を仮に“働き蜂”に例えて、働き蜂と日本人の
接点を見出すなど。
昨日の飲酒運転抑止の広告の別バージョン
(よく見ると小さな 家族が横断歩道を歩いてる)を例にとると
上記の「③極限化」を活用した表現であると思われます。
酔っ払ったってここまで小さく見えないよって感じだとは思いますが
極端に小さくすることで 「でも視力は弱まりますよね」という点を
顕在化できてるように感じます。
極端表現は一歩間違うと不誠実で乱暴な感じになりやすい気が
しますが、うまくいくとビジュアルショックが大きく、なおかつ
現実を突きつける以上に 現実を認識させる力があると思います。
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