2010年7月8日木曜日

2010年カンヌ⑮【Design Lions②】

本日は本年度のカンヌ「デザイン部門」で「Bronze」を受賞した
「ALEC BROWNSTEIN」という「個人」の「転職活動」である
「THE GOOGLE JOB EXPERIMENT」。
一見ジミですが、かなりスゴイ事例です。


アレックさんは広告クリエイターで、就職活動中だったのですが、
世界的に超有名なCDである「David Droga氏」をはじめ
「Tony Granger」「Scott Vitrone」「Ian Reichenthal」の
4人の有名なCDに自分自身を売り込むためにGoogleの
検索連動広告「アドワーズ」を使いました。

その使い方がかなりクリエイティビティーが高くて、
「エゴサーチ」と言って「自分が自分自身の名前を検索する行為」を
利用して、例えばドロガ氏が自分で「DROGA」と検索した時に
既にアレックさんは「DROGA」というキーワードを買ってて、
「DROGA」という単語が検索されたら「DROGA」さん宛てに
自分自身の売り込みメッセージが出ることを計算して実行しました。

結局、結果としてはほとんどのCDから接触があり、
結果としてアレックさんは大手広告エージェンシ「Y&R」で
働くことができたそうです。

この転職活動でかかった費用はアドワーズで使った
「6ドル(約500円)」だけだったそうです。

この事例は以前から噂で聞いていてスゴイなーと思ってましたし、
カンヌとか受賞したらさらにスゴイなーとは思ってましたが、
なぜ「デザイン部門」での受賞なのかは、かなりナゾだと思いました。

【スタッフリストの大半が「アレックさん」】

0 件のコメント: