慶応大学が先日発表した「セカンドライフ」内の
アバタ(人間型キャラ)を「脳内」で念じた通りに
動かすことが出来るシステムの事例。
ちなみに、みなさん当然ご存知かと思いますが、
「セカンドライフ」とはWeb内の巨大な仮想空間上で
自由に商売などが出来る壮大なプロジェクトです。
この世界での通貨(リンデンドル)は
実際のお金に換金でき、既にアメリカでは仮想空間の
土地売買で1億円も儲けている人が出現したため
(話題先行気味ではありますが)日本でも話題になってます。
セカンドライフ内でコンサートを開くアーティストがいたり
SNSの「mixi」は就職説明会を
セカンドライフ内で実施したりしています。
しかし本日の本題は「セカンドライフ」ではなくて
この「脳内」でイメージした通りにアバタが動くという
システムそのものです。
個人的には、このニュースを見て少し背筋が寒くなりました。
アメリカ国内でのアンケートによると
「脳をインターネットに接続したいアメリカ人は11%」
らしいですが、この2つのトピックを組み合わせて
勝手に空想をふくらませまくると、
極端に言えば究極的には人間はみんな
脳を水槽に浮かせて衰えやすい肉体を捨て
仮装概念の世界だけで生きるという
「マトリックス」的な世界で生きるということも
絶対不可能とは言えない気がします。
パーソナルコンピュータという概念を
初めて提唱した「アラン・ケイ」氏は
「コンピュータが実行可能なシミュレーションを邪魔するのは、
人間の想像力の限界だけだ。」と言っていますが、
仮想空間の中では完璧な「理想郷」がつくれるはずです。
しかし以前読んだSF小説で、
まさに脳をネットにつないだ理想的な社会が
1つの「コンピューターウイルス」で
全滅してしまうという話があったのですが、
これと同じようになるのではないかという気もします。
また電極につないだ一人ひとりの脳およびイメージが
結びついて「1つ」になるという可能性がある気もします。
ちょっと考え過ぎかもしれませんが少し怖い感じがします。
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