2007年10月31日水曜日

香港の看板。

本日は香港に旅行した時に見かけた屋外看板の事例。

香港は地震がほとんど無いそうですので、
この様な危険な看板やデタラメな建築が乱立しています。
ジャッキーチェンの映画にも良く使われています。

日本ではこの看板みたいに道路の上部に突き出すことは
ほぼ不可能ではあります。しかしながら、この様に
かなり変則的で違和感のあるスペースの媒体というのは、
街で歩いていても必ず目に飛び込んで来たので、
広告としての「認知効果」が高い媒体ではあると思いました。

2007年10月30日火曜日

衝撃的な屋外看板。

本日は表参道の交差点で見かけた衝撃的な屋外看板事例。

表参道の交差点は以前からファッション広告が密集した
オシャレ広告エリアですが、ある日突然
「上野動物園」の広告がこの場所に出現したのです。

ちなみに実際の写真は撮れなかったので、
この画像は(仮)のイメージ図ですが、
本物もほぼこんな感じでした。



キャッチコピー:行こうよ 上野動物園

この看板を初めて見た時は衝撃的で、
視覚的にはちょっとした「通り魔」的な感じすらしました。
もちろんイイ意味です。

私は元々この交差点付近のオシャレな看板の数々を
見るのが好きでしたが、
同時にオシャレな「ひとカタマリ」に見えてしまって
「もったいないな」とも思っていました。
一つひとつの広告に目がいかないで、
総体としてオシャレな印象を形成している感じでした。

その「オシャレが前提となった場所」で
むしろ対極のイメージにある「動物園」の
しかも「ゴリラ」のビジュアル、
さらに「行こうよ」という前近代的なキャッチコピーの
強烈なミスマッチな組み合わせの
広告が出現したことによって、
信じられないインパクトを生んでいました。
白昼夢かと思いました。

しかし、究極的な差別化が達成されている事により
視覚的には「ひとり勝ち」状態でした。
上野動物園に少し行きたくなりましたし。

どういう経緯を経て「上野動物園」の看板が
「表参道」に掲出されることになったのかは わかりません。
確信犯かもしれないし、何かの間違いかもしれません。

しかし背景にある戦略がどうであれ、
この広告からはクリエイティブ的に学ぶべき点が
多々あるように感じます。
「常識の破壊」という点では
「ディスラプション」的であるとさえ感じました。
※ちなみにこの看板は数週間で無くなって
 現在はありません。残念です。

2007年10月29日月曜日

ストレスチェック広告。

本日は電車内ステッカー広告の事例。
「文教大学」の参加型・変則ステッカー。

コピーは
あなたのストレス度が指をあてるだけでわかる!
(黒い四角に指を10秒間TOUCH!)

この広告に自分の指を10秒置き、黒い部分の色の変化で
その人の「ストレス度」がわかるという参加型の広告です。

この広告は「大学」の広告としてはユニークであると思います。

しかしボクも自分の「ストレス度」をチェックしたかったのですが、
このステッカーが貼ってある場所が、
おもいっきり乗客が座っている場所なので、
乗客二人の頭をよけて、この広告に腕を伸ばしたら、
かなりの可能性で「なんだコイツ」と思われると思います。

アイディアはユニークだけど最終的な「実施イメージ」まで
描き切らないで実行したような気がする事例。

2007年10月28日日曜日

PK?

本日は、駅のポスター事例。
電車内でのマナー啓発目的の「川柳広告」。



PKか?ドアの前には人の壁


これ、「人の壁」ってことは「PK」ではなくて
「フリーキック」なのでは?

2007年10月27日土曜日

適切なメディア展開。

本日は、このブログで扱ってきた事例の中では
いちばん平凡な部類に入りますが
個人的には関心した事例です。

以下の画像は、海外でも使用できるケータイ電話を
「空港でレンタルできる」というサービスの広告です。

掲出場所は空港に向かうリムジンバスの座席の
後ろの部分です。


この事例は「面白系」ではありませんが、
たまにはまじめに考えてみますと、
このサービスを提供している「広告主」が
限られた「広告予算」を最も「的確にフォーカスする」
メディアは、まさにこのバス座席メディアである気がします。

なぜなら私はこの広告を見て
このケータイをレンタルしたからです。

どの場所で広告を掲出するかという
「Where to say」の要素は
クリエイティブ表現である
「How to say」と同様に重要である
と思われます。

2007年10月26日金曜日

TOYOTAタコマ最新CM。

本日はトヨタ自動車が北米で展開している
「タコマ」という車種の最新CM事例。

「タコマ」は以前から
家庭用ビデオで撮影した様なトーンで
「頑丈な車」であることを表現した
シリーズ広告でカンヌを受賞しています。

今回は、ガラリと変わってTVゲームを
モチーフにしたユニークなCMですので
ご覧いただけますか。


昨年ナイキのCMで有名なワイデン&ケネディ社が
犯罪系TVゲームの「グランドセフトオート」に引っ掛けて
コカコーラの「ポジティブさ」をアピールして以来、
アメリカでは他のさまざまな業種で
TVゲームと関連付けたCMが増えているようです。

個人的にも「ゲーム」と「広告」の境界線は
さらにうすれていく気がします。

2007年10月25日木曜日

リークロウと丸田さん。

本日は、おとといこのブログで扱わせ頂いた
博報堂の丸田さんのお話を書かせて頂きます。

丸田さんはTBWAからボクがいる会社に転職してきて
3年くらい一緒に仕事をさせて頂いた後、
風のように博報堂へ転職していきました。

丸田さんは、ボクが人生で知り合った人の中で
いちばん「同じことを何回も言う人」です。
これは悪い意味では一切なくて、
逆に「物凄くイイ意味」です。

「同じことを何回も言う」ということは、
その考えは「ゆるぎがない信念」なのだと思います。

信念系のスタイルって一歩間違うと思い込みが激しく
偏執的になりかねないあやうさはありますが、
丸田さんの場合は広告の本質的なコアの部分と
現状の世界のギャップを指摘する感じがありました。

で、ボクのブログでも頻繁に扱っている稀代の天才クリエイター
「リークロウ氏」も丸田さんから「何回も」教えてもらったのですが、
丸田さんはかなりの「リークロウ」マニアなのです。

すごい偶然なのですが、丸田さんには恥ずかしかったので
ボクのブログをお教えしてなかったんですが、
ビックリすることに丸田さんが
「TBWA リークロウ」と検索したら
偶然ボクのブログが引っかかって見て頂いているようです。

まず、そもそもそんなワードで検索する人っていないでしょう。
おそろしい偶然です。

ここからが本日の本題ですが、
その丸田さんが今年、カンヌのバーで偶然リークロウ氏と遭遇して
写真を撮ったので丸田さんの許可を頂いたのでご紹介します。
なんという幸せな偶然でしょう。

ちなみに丸田さんのメールに書いてあったリークロウ評が
面白かったので原文のまま掲出いたします。

(以下原文)
ちょっと恥ずかしいので、一瞬ためらいましたが、
ま、そんな歳でもないし・・・
リークロウの凄さが伝わるのなら、写真載せてもいいですよ。
リークロウは、でかかったです。
でかいというのは、存在もそうなんですが、単純にカラダも超でかかったです。
握手もしたのですが、手も巨大でした。
夏に会ったんですが、サンタクロースのような人でした。


以上です。丸田さんのリークロウ洞察はかなり鋭いですが
メールの中の面白い部分だけ抜粋しました。

リークロウ氏に関する別の角度からの考察を
来月どこかで扱いたいと思っております。

2007年10月24日水曜日

美人限定のSNS。

本日は、かなりアナーキーなSNS事例。
みなさんご存知だとは思いますが、
SNSとはmixiやMySpaceの様な
ソーシャルネットワークサービスの略称。

以下の事例はアメリカで実際に存在する
「美人女性に限定した」SNSです。

もし日本で同じことをやったら非難の嵐になる気がします。

2007年10月23日火曜日

バイラルCM「バイオハザード」。

本日は有名ゲームソフト「バイオハザード」の バイラルCM事例。
制作したのは博報堂のアートディレクター丸田昌也さん。
丸田さんは以前、私と同じ会社で
何度か一緒に仕事をさせて頂きましたが、
その中には丸田さんが自動車にひかれる「デジタルポジ」の広告という、
非常識な仕事もありました。

丸田さんはイイ意味で狂信的で
話していて大変勉強になる先輩です。

今回のバイオハザードのバイラルCMは、複数タイプあるので
一度YouTubeに飛んで頂いて一気見して頂けますでしょうか。
↓Click here!

個人的には「合コン篇」と「名古屋篇」が好きです。


「エレベーター篇」は面白いというより普通に怖かったです。

以前ご紹介したパイロンの原君が制作したバイラルCM同様、
この様な面白いCMがもっとクライアントに評価されくらいの
一般的な広告手法になるには「視聴回数」という指標が
かなり重要になると思います。
このバイラルCMはもう既にかなりの回数視聴されていますが、
ご友人の方々にもバイラルして頂ければ幸いです。

2007年10月22日月曜日

スゴ過ぎる「見出し」。

「3日坊主」の私が3ヶ月もブログが続いていることを
勝手に記念しまして本日はとっておき画像をご紹介します。

かなりインパクトがあるスポーツ新聞の見出し事例。



見出し「麻原 寝やがった!!」

スポーツ新聞に限らず「新聞の文章」というものは、
記者の個人的な「主観」は出来る限りおさえて、
世の中の多くの人がわかる様に「客観的」な書き方を
するものだと思います。

ですがこの見出し事例は一人の記者の個人的な感情に基づいて
発っせられた文章です。

しかしオウムの事件は、国民のほとんどが同じ様な感情や感想を
抱いていた事件なので、きわめて「個人的な怒り」的な
メッセージであったとしても、許せてしまう社会的な空気感は
あったと思います。

それ以前に、この妙なインパクトに私はすっかりやられました。
「寝やがった」って。

個人的な思いなのに多くの人々の共感を得るという意味では
優れた広告コピーのヒントが隠されている気がします。

2007年10月21日日曜日

東京から消えてほしいもの。

本日も、まったく広告と関係ない事例。
下北沢のレストランに貼ってあった「雑誌掲載記事」の事例。




このレストランは美味しいビーフシチューで有名なお店で、
雑誌の「東京から消えてほしくないもの」特集にも
選定されるくらいの名店ですが、
今回の本題はそこではありません。

今回の問題は、このお店の記事の上下のお店が
「×」印で消されている点です。

「×」印で消されてることによって「当店」以外の
上下2店は「東京から消えてほしいもの」であると
言っている様に見えます。
さらに拡大解釈をすると、
「自分たちが賞賛されるだけでは飽きたらず、
他の店が沈まないと気がすまない」的にも思えてきます。
無意識が表出している気がする事例。

2007年10月20日土曜日

曲がったビル。

本日は、広告と全く関係ありませんが、
銀座で見かけた「曲がったビル」事例。

このビルは有名な建築家が設計したらしいのですが、
街が高熱に包まれた的な異様な曲がり方をしていて
かなりのインパクトがありました。

2007年10月19日金曜日

パロディCM⑤「YouTubeパロディ」

本日はパロディCM特集の最終日です。
以下の事例はTVCMのパロディではなく
「YouTube」の仕組みそのものパロディにした事例です。
一度サイトを見た上で戻って来て頂けますか。
↓Click Here!

http://www.bannerblog.com.au/2007/07/virgin_bets_big_brother_balloons.php



パロディ特集、最終日の割にはチープで脱力系事例ですが、
この「脱力感」こそがWebという新しい媒体特有の
生理の一つである気がします。

2007年10月18日木曜日

パロディCM④「SONY BRAVIA②」

本日は昨日に続きSONY「BRAVIA」の第2弾
バイラルCMとそのパロディ映像です。
まずはオリジナルから。




この撮影も常軌を逸しているとしか思えないくらい
クレイジーだと思います。

ディレクターはジャミロクアイの床が動く
ミュージックビデオでもおなじみの
「ジョナサングレイザー」。

そしてそのパロディ映像です。



話している内容の詳細はわかりませんが、
おそらくペンキが爆発したビルの近隣住民が
苦情を言っているものなのだと思われます。

このイイ意味でのくだらなさ加減が
Webのノリでもある気がします。

2007年10月17日水曜日

パロディCM③「SONY BRAVIA①」

本日は薄型の大画面テレビ
SONY「BRAVIA」のかなり有名な
バイラルCM事例とそのパロディCMです。
まずはオリジナル版からご覧ください。





サンフランシスコの坂で「本当に」大量の
スーパーボールを落っことして撮影したCMで、
オンエア前に事前にネットでうわさが広まるという
「バズ効果」でも話題になりました。

Colour like no other
他では表現できない色。
というタグラインがかなり効いている名作です。

そしてそのパロディCMである
タンゴ(日本のファンタみたいな炭酸ジュース)のCMです。
BRAVIAのCMはカンヌ広告祭で金賞を受賞していますが、
このパロディCMも同じ年にカンヌを受賞しています。
パロディCMは、文化的にも市民権を得ているのでしょう。



スーパーボールの様にピョンピョン跳ねないで
「ぼとぼと落ちていく」という点が
突っ込み所として計算されているのでしょう。



◆おまけ
昨日のiPodのパロディCMで違う人が作った
「ウルトラマン」バージョンもあるので投稿します。





こちらは「サザエさんCM」に比べると完成度も低いですし、
おそらくマニアック過ぎてわからない方々も多いかと思います。

ですがボクの世代でギリギリだと思いますが、
ウルトラマンの番組オープニングが
カゲの「怪獣たち」で構成されていて
ある意味、元祖iPod的なので、
それをパロディにするという、
知らない人にとっては「わかんねーよ」な
くだらなさが個人的にはグッときました。

実際の広告制作作業では、なかなか
「わかる人にしかわからない」という表現は
できませんがWebでは一度「サザエさん」みたいな
成功事例が出ると、イイ意味でみんな調子に乗って
マニアックな映像が次から次へと出てくる
というのも特長だと感じます。

2007年10月16日火曜日

パロディCM②「iPodバイラル」

本日はパロディCM2日目。
バイラル映像の基本中の基本ですので
ご存知の方も多いと思いますが、
iPodの第一弾CMとそのパロディです。
まずはオリジナルから。


そして、そのパロディCMです。

パロディCMなのに編集などかなりイイ感じだと思います。
特に以下のマスオさんのカットは個人的に最高でした。

2007年10月15日月曜日

パロディCM①DOVE

今週はパロディーCMを5日に渡って投稿します。
初日は本年度カンヌ広告祭でグランプリを受賞した
Dove「Evolution」 とそのパロディCM。
まずはオリジナルから。




ちなみにこの女性はこのCMの演出家の彼女だそうです。
そしてそのパロディー版。



画像修正で首を下にズラす箇所がイイ意味で嫌な感じです。
基本的なCM構造は、ほぼオリジナルをベースにしています。
パロディーの基本だと思いますが元ネタが有名であればあるほど
その基本構造に則るのが効果的なのだと思います。

日本のCMではパロディーCMはそれほど見かけませんが、
欧米の方がパロディー文化がかなり根付いている様に感じます。

ちなみにDoveの新作バイラルCM「Onslaught」。

2007年10月14日日曜日

珍しい商品ディスプレイ。

本日は、伊勢丹新宿店の地下で見かけた
「おせんべい」の商品ディスプレイ事例。


「おせんべい」をガラスのツボの中で
なぜか「幾何学的」にディスプレイしているのです。

「和」な商品を「幾何学的」に見せるのは
ある種のミスマッチ感がありますし、
「シズル感」の訴求力が若干弱い気もしましたが、
なかなかクールにも見えました。
(おせんべいがクールに見えるべきかっていうのもありますが)

2007年10月13日土曜日

邪道なプロダクトプレイスメント

本日は意味不明で邪道感が漂うプレイスメント事例、
と思ったのですが、おそらくこれは
「強力な接着剤」の広告であると思われます。

もしこの自動車が落っこちて事件になったら
このブランドは一夜にして消滅する気もしますが、
たぶん接着力には相当な自信があるのでしょう。

2007年10月12日金曜日

正統派プロダクトプレイスメント

本日は商品を実際に街なかに展示する
「プロダクトプレイスメント」の事例。

普段このブログでご紹介している事例に比べると
若干地味ですが、日本でのプレイスメントは
例え駅などであっても調整が困難です。

ですが、ただ駅に置いてあるだけでは
インパクトがあるだけなので、
もう少し場所と製品特長との関連性があった方が
印象度も高まると思います。

2007年10月11日木曜日

タックルポスター。

本日は、ラグビーをテーマにした
「アディアダス」の変則ポスター事例。

このポスターは驚くことに、有名ラグビー選手が
本当に体中にペンキを塗って「魚拓の様に」
体当たりして制作されています。

ラグビーのタックルの迫力がアグレッシブに
表現されている優れた広告であると思います。

実際にポスターにタックルするなんて
そうそう思いつくアイディアではないので
本当にイカれた広告だと思います。

2007年10月10日水曜日

SONY「BRAVIA」バイラルCM第3弾。

本日はSONY「BRAVIA」バイラルCM第3弾。
“Bunnies”篇のご紹介。


相変わらず常軌を逸したクレイジーな内容のCMです。
CG全盛の時代にアナログなクレイメーションによる
気の遠くなる作業のCMは凄過ぎるとしか言い様がありません。

撮影途中の段階でも街で「この粘土模型は何だろう?」という感じで
話題になっていたと思うし、バイラルもしまくっていたことでしょう。


CM映像の中にもドキュメントタッチで「道行く人々が不思議がる」
カットが入っています。

信じられないくらい凄いCMだとは思いますし、
これだけの情熱を注いで作業をした人たちに失礼だとは思いますが、
第3弾ということなので少し飽きた気もします。
強烈なインパクトのシリーズCMを制作し続けるのは
おそらくかなり難しいことなのだと思います。

あとCM内の音楽が何年か前のiMacが
くるくる回るCMと同じである点も気になりました。

2007年10月9日火曜日

やきとリンピック。

本日は、焼き鳥の屋台に記載されていたマーク事例。

どうやら焼き鳥屋さん同士でワザを競い合う祭典を
「やきとリンピック」と呼ぶらしいです。

ネーミング的にはよくある感じだと思いますが、
ロゴは結構イイ感じな気がしました。

五つの輪っかを「串」が刺していることで
焼き鳥をイメージしているというユニークなマーク事例。

2007年10月8日月曜日

ナゾの商品ディスプレイ。

本日は、連休ですので月曜日分です。
先日、安売り家電店で見かけた
シュールな商品ディスプレイ事例。

展示されている「炊飯器」のフタを
何気なく開けてみたら、中に「ご飯」が入っていました。

「良く出来たダミーのご飯だなー」って思って
指で突っついて見たら、なんと「本物のご飯」でした。


特にこのご飯を来店客に振舞うわけでもなく
ただ単に「シズル感」を表現する道具として
「本物のご飯」を使用していたようです。

どう考えてもこれはダミーでイイ様な気がします。
シュールかつもったいない商品ディスプレイ事例。

2007年10月7日日曜日

不思議なコピー。

本日は、渋谷センター街で見かけた
屋外看板のキャッチコピー事例。

KREVAとスピッツのコラボCDのOOH広告。
キャッチコピーは「なんかスゴイ新曲」
ショルダーコピーは「かなりすごい3rdアルバム」

この広告のコピーは、
一歩間違うと稚拙で投げやりな感じになる可能性がありますが、
「渋谷センター街」という場所で、
なおかつ「巨大な屋外看板」でやられると
この投げやりな感じが逆に少しクールな感じにも見えました。

コピーのセオリーを無視している気もしますが、
妙に届く感じのするコピー事例。

2007年10月6日土曜日

バイラル映像「リアルインベーダー」

本日は、広告ではありませんが
純粋バイラル映像の事例をご紹介します。
気が遠くなる様な作業で制作された「リアルインベーダー」。
この人たちは、かなりイカれた人たちだと思います。

2007年10月5日金曜日

チーズバーガーの広告。

本日は、マクドナルド「チーズバーガー」のポスター広告事例。

チーズバーガーの影が、ねずみの穴の様になっているビジュアル。
食品広告で、リアルなネズミを想起させるアイディアは
シズル感にも影響与える可能性が無くは無いので、
なかなかクライアントに通しにくいと思いますが、
とはいえこの広告は「チーズ」記号がユニークに
表現されていて個人的には良いと感じました。

2007年10月4日木曜日

元祖バイラルOBEY JAIANT。

本日は元祖バイラルである「OBEY」の事例。

このナゾのポスターは、シェパードフェアリーという
アーティストが今から10年以上前から自身のHP上で
アンドレザジャイアントをベースにしたアートとして
公表し続けているものです。

このアートは好き勝手に使用可能で、
東京を始めとして世界中の都市の
路上に貼られています。


コピーは「OBEY」。意味は「服従しろ」ですが
ビジュアルのニュアンスも含めて考えると
逆に「服従するな」と言っているように感じます。

私も大学生の頃から原宿の裏道とかで
このポスターを良く見かけて、
そのシュールさに対してクールに感じつつも
若干何だかわからない恐怖感もありました。
犯罪を起こす前の麻原彰晃のポスターを見た感じに
近い印象もありました。

しかしそのわからなさ加減が、かなりクールであるため
自然発生かつ同時多発的に世界中に広まりました。
Webを使用したバイラルコミュニケーションの
先駆的な事例であると思います。

2007年10月3日水曜日

商品名について。

本日は商品名の事例。
下北沢を散歩してた時に発見した大根のタネのネーミング。
「耐病総太り大根」

ネーミングとは、商品やサービスの送り手が
自分の子供に名前をつけるように
思いのたけをこめて名づけるのが普通だと思いますが、
このネーミング事例に関しては、
なんかこう物凄く不幸になりそうな感じなのである。
「耐病総太り」って。

耐病だから「病気を耐える」なので意味的には
ポジティブですが、文字面的にまったくそう見えません。
むしろ逆に病気になりそうな感じすらします。

それに拍車をかけるように「総太り」の文字が
負のシナジー効果を生んでいる様に感じます。
そもそも「総」な「太り」とは何のかすらわかりません。
このタネを使うとあらゆる不幸が訪れる感じがします。

この大根は大根界の最高峰らしいのですが、
この商品名からは一切その様な感じは伝わってこないので
もったいない感じがしました。
ネーミングはあまり奇をてらわない方がイイ気もしました。