デビッドオグルビー特集、3日目の本日は書籍事例。
「ある広告人の告白」の中から個人的にグッと来た部分を
カット&ペーストさせて頂きます。
【ある広告人の告白/デイヴィット・オグルヴィ】
99%の広告は、まったくと言っていいほど
誰かに何かを売る役には立っていない。
キャンペーンのほとんどは複雑すぎる。
新しいビジネスでもっとも成功しているのは、
クライアント候補である企業の心理構造を
敏感に察知できるスポークスマンのいる広告会社だ。
クリエイティブの才能は、人と違うことをやるのを辞さない
反逆児や反体制派の中から見つかるものだ。
値引き作戦は営業部長のお気には召すだろうが、
その効果は一過性だしクセになりがちだ。
キャンベールスープ社長のベヴ・マーフィーは
「販促には販売曲線を一時的によじれさせる以上のことは
できない」と言っている。
自社のブランドにはっきりとした「個性」を
与えるような広告に打ち込む企業が、
一番大きな市場占有率を獲得し、最高の利益を得る。
広告費を販売促進予算に流用するような
長期的展望のない日和見主義の企業は
窮地に立たされることになる。
ブランドに明確な個性を与え、何年でもその個性を守ること。
市場でのポジションを決めるのは、結局のところ
商品のささいな差ではなく全体としてのブランドの個性なのだ。
明日も「書籍事例」です。
0 件のコメント:
コメントを投稿