2008年8月31日日曜日

アコーディオンOOH②

本日も、海外の「バスの連結部分」を活用したOOH事例。
ダイエット系の広告主だと思われます。



バス連結部分が「伸びたり縮んだり」することを利用して
女性のビジュアルが「太ったりやせたり」を繰り返します。

ダイエットしてやせても、すぐにまた戻って太ってしまう人のことを
「ヨーヨー症候群」というらしいですが(うまい)
そのことを表現しているとしたら絶妙にビンゴな表現な気がします。

2008年8月30日土曜日

アコーディオンOOH

本日は、外国の「バスの連結部分」を活用したOOH事例。
JAZZの教室かコンサートの広告と思われます。



バス連結部分の「蛇腹部分」を活用して「アコーディオン」を表現。
「うまく例えました系」の事例。

2008年8月29日金曜日

事故系OOH。

本日はスーパー、ウルトラ、クレイジーなOOH事例(小学生か)。



上記の画像は、ネットでたまたま見つけたので広告主は不明ですが、
広告系の外国サイトに掲出されてたので「広告」なんだとは思います。

おそらく「ゲームソフト」か「損害保険」などの広告である気がしますが
いずれにせよ、非常識きわまりないOOH事例だと思います。

日本で実施したら法律に触れてなくても
見せしめで逮捕されそうです。

この事例でもかなりスゴイのに次の事例は
イカれているとしか思えない事例。



OOHというか、単なる大事故現場でしょ。
これもゲームソフトかなんかの広告だった気がします。
どうやってクライアントにプレゼンしたのでしょうか?
イメージボードとかを使ってプレゼンしたのでしょうか?
ナゾは深まるばかりの事例です。

2008年8月28日木曜日

「麦とホップ」ゲリラOOH。

本日は、先日「ハイチオールC」の風情があるOOH事例をご紹介
させて頂いた博報堂の福岡正章さんが最近制作されたOOH事例。


今年の8月に赤坂のAPAホテルで実施された
サッポロビール「麦とホップ」の「浴室の鏡」を使用したゲリラOOH。
実際の商品を配布する「サンプリング」とセットで実施されたそうです。







コピー「今が飲み頃 麦とホップ。」

乾いた状態では文字が出ずにシャワーを浴びた時だけ
浴室が曇ってくると文字だけが浮き出ます。

ホテルの浴室の鏡に「文字部分」を抜いた抜き型を使用して、
その部分だけ曇り止めの液剤をスプレーしたそうです。

「風呂上りのビールはうまい(発泡酒なども含む)」という
インサイトを軸に絶妙なタイミングでメッセージを訴求されています。

以下、福岡さんのメールからの抜粋。

日よけと同じ考え方なのですが、
広告じゃないところが突然広告になると
インパクトありますよね。
そして、そこで出てくるメッセージが、
そのシチュエーションにピッタリなら、
強くエンゲージできる。


おっしゃる通りだと思います。
最近はテレビメディアのパワーが落ちてきているため
それに伴って「広告は終わった」的な論調の意見を良く目にしますが
逆に広告は形を変えてもっと面白くなる可能性がある気がします。

2008年8月27日水曜日

おいしいパン。

本日は「おいしいパン」の雑誌広告事例。



サンドウィッチの具材よりもパンの方が多いことで、
むしろパンを食べたいくらい「おいしいパン」で
あることを訴求。

2008年8月26日火曜日

ドット絵OOH

本日は高画素のデジタルカメラのOOH事例。
画素の荒いカメラで撮影した時の「画像の荒さ」を
立体の「ドット絵オブジェ」で表現された犬を
公園に設置することで訴求。



SEE IT IN MORE DETAIL.
(もっと細かい部分まで見よう)

リアルとバーチャルが地続きになるという
倒錯した世界観で表現された
不思議かつユニークなOOH事例。

2008年8月25日月曜日

超シュールな洗濯機の広告。

本日は、シュールきわまりない「洗濯機」の雑誌広告事例。



どろんこになった子供の洋服の、どんな汚れも
しっかり洗い流せる洗濯機であることを訴求。

家庭用の生活家電は日本では「白物家電」と呼ばれていて、
広告において比較的「保守的な広告」が採用されることが多いですが
この事例は、その対極を行くくらいに超シュールです。

コアターゲットである主婦がどの様に感じるかは何とも言えませんが
「洋服の汚れ」を実感させる広告表現手法としては
「斬新」かつ「強烈」だと思います。
個人的には大好きなビジュアル表現です。

2008年8月24日日曜日

ラクに感じるスポーツドリンク。

本日は海外の「スポーツドリンク」の雑誌広告事例。
このドリンクを飲むとパワーが増すので、
バスケットコートやサッカー場が「小さく感じる」という表現。





「スポーツドリンク」の広告はたいてい速く走れるなどの
「機能ベネフィット」を訴求することが多いと思いますが、
この事例の様に「ラクに感じる」という『情緒ベネフィット』を
訴求する例は、実は案外少ない気がします。

2008年8月23日土曜日

バスケOOH。

本日は「女子バスケ中継」の番宣OOH事例。



広告看板の「付近にある鉄柱」にバスケのボード&リンクを設置。

「広告ビジュアル」という『虚構の世界』と、
「鉄柱に設置されたボード」という『現実の世界』が
つながることで生まれる「妙な違和感」が、
この事例の醍醐味である気がします。

2008年8月22日金曜日

アップルOOH。

本日はアップルのノートブックパソコンのOOH事例。



この写真ではわかりづらいですが、
飛行機で食事をする際に前の座席から倒す「食事台」を
アップルのノートブック型パソコンに見立てています。

色合いといい、素材感といい、イイ感じで似てるので
ロゴが入ってるだけでウマく例えられていると思います。

2008年8月21日木曜日

CNN雑誌広告

本日はケーブルTVのニュースチャンネル「CNN」の雑誌広告事例。



「目が離せないくらい面白い」という点を
男のアタマや肩に積もった雪で表現。

広告的には若干浅い気もしますが、
表現的にはくだらなくて面白いと思いました。

2008年8月20日水曜日

頑丈なメガネ。

本日は「頑丈なメガネ」の雑誌広告事例。



自動車の衝突実験で使用する人間型ダミーがかけてるメガネ
という広告表現で衝撃に強い「頑丈なメガネ」であることを訴求。
若干まわりくどいけど、くだらなくて面白いと思いました。

2008年8月19日火曜日

スピードレーサー「アドトラック」。

本日は巷で話題の「スピードレーサー」のアドトラック事例。



キャッチコピー「魔法の水着なんてないんだ。」

アドトラックは、環境に良くないのにわざわざ広告のために
トラックを走らせて良いのか、などの問題があるかとは思いますが、
「動く看板」メディアなので印象度も高く、接触人数の数もかなり
かせげるメディアであると思われます。

広告表現を制作してから掲出するまでのラグもそれほど無いので
この事例の様にタイムリーな広告をサッと制作して
パッと実行することも可能であると思われます。

またゲリラ的に街の中で見かけるメディアなので、
「ムーブメント感」「時流感」なども生んでいる感じもします。

アドトラックは問題点もありますが、利点も多い「諸刃の剣」的な
メディアであると思われます。

ちなみに全然関係ないですが、オリンピックネタで
最近初めて知ったのが「モハメッド・アリ」は1960年の
ローマオリンピックで金メダルを獲得した後、
メダルを「川に投げ捨てた」というスゴイ逸話があるそうです
(ウソだという説もあるそうですが)。
過去の栄光に執着するなという意味ではクールな逸話だと思いました。

2008年8月18日月曜日

速く乾くペンキ。

本日はインドの「すぐ乾くペンキ」の雑誌広告事例。



このペンキは塗り終わっても「すぐに乾くペンキ」なので、
塗ったばかりの床の上に乗ってペンキを塗り続けても大丈夫、
という誇張表現。

インドの広告は世界的にも最近著しくレベルが上がってきている
と言われています。

この事例も若干マニアックでコミュニケーションスピードは遅め
ではありますがシンプルかつ明快に商品ベネフィットが
伝わってくる優れた表現であるように思います。

2008年8月17日日曜日

旅行と食事の関係。

本日は若干ジミな事例。
台湾料理のレストラン店内に置かれていた
「台湾旅行のパンフレット」の事例。



この事例は面白くも何ともない様に見えますが、
「海外旅行」をオススメする場所として
「その国のレストラン」というのは最適な場所であると思われます。

この写真を撮影した日も店内で数人の女性たちが
台湾料理を食べながら「台湾、行きたいね~」などと
話しているのが聞こえてきました。

メディア選定や広告表現は必ずしもクリエイティブ型で
あるべきではなく、この事例の様に一見かなりジミだけど
絶大な効果がありそうなメディア選定も多々あり得ると思います。

ただし現在は異常な「情報洪水」なので、以前よりも増して
ジミな広告施策が効きにくくなっているとは思いますので
慎重に検討した上で実施すべきであると思います。

2008年8月16日土曜日

リアル「ドンキーコング」映像。

本日は任天堂のゲーム「ドンキーコング」を
実際にセットを作って実写で撮影した映像事例。
とにかくバカバカしいのでご覧ください。





2008年8月15日金曜日

デイヴィッド・オグルヴィ⑤

デビッドオグルビー特集、最終日の本日も「書籍事例」です。
『「売る」広告』という広告人のバイブル的な書籍の中から
一部抜粋させて頂きます。



【「売る」広告】

「ビッグ・アイディア」は、無意識領域から生まれる。
これは芸術・科学・広告に共通して言えることだ。
しかしながら、その無意識領域には、
十分な情報が与えられなくてはならない。

広告を読ませる因子を知っているコピーライターは、
それを知らないコピーライターよりも、はるかに多くの
読者を獲得することをクライアントは知らないのだ。

<バーンバックについて>
彼はいつも、自分自身に対する警告として
「相手が正しいかもしれない」と書いたカードを
持って歩いているとのうわさがあった。

いろんな文献を見るとバーンバック氏とオグルビー氏は
仲が悪かったのかなと思う発言が時折見受けられますが、
根底ではリスペクトし合っていたのだと思います。

<バーンバックの名言でオグルビー氏が好きな名言>
人間性は10億年間変わってない。
次の10億年でも変わらないだろう。
変わるのは表面的な物事だけだ。
変わっていく人間のことについて話しをするのが今流行りだが
コミュニケーションにたずさわる者は、
「変わらない人間」に関心を抱かねばならない。


ちなみにオグルビー氏は、1987年オグルヴィ&メイザー社が、
マーチンソレル氏率いるWPPに買収された時、ソレル氏に対して
「コピーの1本も書いたことがない人間に広告会社の社長がつとまるか!」
と嘆いたとされます。

オグルビー氏は広告会社の最大の経営資源は「クリエイティビティ」
であることを信じていた20世紀クリエイティブ界の
偉大な巨人だったのだと思います。

2008年8月14日木曜日

デイヴィッド・オグルヴィ④

デビッドオグルビー特集、4日目の本日も書籍事例。
「広告の巨人オグルヴィ語録」の中から個人的にグッと来た部分を
カット&ペーストさせて頂きます。



【広告の巨人オグルヴィ語録】

広告は「ポジショニング(位置づけ)」と
「プロミス(約束・効能)」が雌雄の大半を決する。

当時は、「長期的効果」といったことを語る広告人は
頭からバカにしていました。
そして「長期的効果を盾にしている」と非難したものです。
「長期的効果をアリバイにして、
利益の上がる広告の1本すらつくれないのをごまかしている」
と糾弾したのです。
そんな偏狭な考え方をしていた頃の私は、
すべての広告は1本ごとに1人立ちすべきであって、
その広告スペースにかけたコストに見合った利益を出すべく、
商品を売るものだと考えていたのです。

しかし今では「すべての広告はブランドイメージという
複雑なシンボルに貢献すべきである」と信じるに到りました。

長期的に見れば広告によって最もよい「イメージ」最も
はっきりした「個性」を確立することに邁進した企業こそ、
最大のマーケットシェアを獲得し最大の利益を得られます。

「クライアントは手っとり早く利益を上げたいのでなく、
永遠に業界の雄であり続けようとしている」という
前提に立って、10年先を見越した計画を立てるのです。

どんなバカにだって値引きはできます。しかし
ブランドを築き上げるには頭脳と信念と忍耐力が必要です。
この方法では、次の四半期に1株あたりの利益が
すぐ上がるとはかぎりません。しかしいつか必ず結果が出ます。

人々は安売りによって一度はそのブランドを試すものの、
すぐに何事も無かったようにいつものブランドに戻るそうです。

値引き中毒のブランドマネージャーに、
安売り狂乱が一段落した後にマーケットシェアが
どうなったか聞いてみてください。


「ブランド」というテーマに関しては
そのうち総力を上げて特集したいと思っております。

2008年8月13日水曜日

デイヴィッド・オグルヴィ③

デビッドオグルビー特集、3日目の本日は書籍事例。
「ある広告人の告白」の中から個人的にグッと来た部分を
カット&ペーストさせて頂きます。



【ある広告人の告白/デイヴィット・オグルヴィ】

99%の広告は、まったくと言っていいほど
誰かに何かを売る役には立っていない。

キャンペーンのほとんどは複雑すぎる。

新しいビジネスでもっとも成功しているのは、
クライアント候補である企業の心理構造を
敏感に察知できるスポークスマンのいる広告会社だ。

クリエイティブの才能は、人と違うことをやるのを辞さない
反逆児や反体制派の中から見つかるものだ。

値引き作戦は営業部長のお気には召すだろうが、
その効果は一過性だしクセになりがちだ。

キャンベールスープ社長のベヴ・マーフィーは
「販促には販売曲線を一時的によじれさせる以上のことは
できない」と言っている。

自社のブランドにはっきりとした「個性」を
与えるような広告に打ち込む企業が、
一番大きな市場占有率を獲得し、最高の利益を得る。

広告費を販売促進予算に流用するような
長期的展望のない日和見主義の企業は
窮地に立たされることになる。

ブランドに明確な個性を与え、何年でもその個性を守ること。

市場でのポジションを決めるのは、結局のところ
商品のささいな差ではなく全体としてのブランドの個性なのだ。


明日も「書籍事例」です。

2008年8月12日火曜日

デイヴィッド・オグルヴィ②

デビッドオグルビー特集、2日目の本日は
アメリカ広告史上、伝説のキャンペーンと呼ばれている
「ロースロイス」の広告事例。



【ヘッドライン】
時速100kmで走行中の新型ロールスロイスの車内で、
一番の騒音は、電子時計の音です。


オグルビー氏は、3週間ひたすらロールスロイスの資料を
読み続けたうえで、上記の訴求点を導き出したそうです。
「優雅で快適な走り」という訴求点を、
「事実に基づいた」キャッチコピーで訴求。
ボディーコピーは「統計資料」に基づいた冷徹な事実のみを列挙。

この広告キャンペーンはアメリカ中で話題になり、
ロースロイスの翌年の売上は50%UPになったとのこと。

ちなみにこの広告を出稿した後、ロールスロイス社が
アメリカ国内で500台もの欠陥車を出す事件が起きた時、
オグルビー社はこのアカウントを辞退したそうです。

オグルビー氏が不思議な点は、昨日の「ランゲル男爵」という
「シュールきわまりない」広告で大成功したその後はずっと
ガラッと一変して「データ」や「法則性」に徹底的に基づいた広告を
推奨している点です。「超感覚的」な広告で成功した後、
極端なくらい「法則性の鬼」になられています。
個人的には、どちらが良いのかはわかりませんが、
感覚と法則性の程よいバランス感覚が重要なのではと思います。

明日から3日間オグルビー氏の著作物に関して取り上げます。

2008年8月11日月曜日

デイヴィッド・オグルヴィ①

今週はお盆が近づいてきたので本日から5日間にわたり
広告界の偉大な故人をしのびます。
昨年のバーンバック氏に続き今年は
「デビッドオグルビー氏」です。

オグルビー氏は1911年イギリス生まれ。
37歳でニューヨークを本社とする広告会社を設立、
後に合併しオグルヴィ&メイザーとなります。
1999年にお亡くなりになられています。

またデビッドオグルビー氏は、
レスターワンダーマン(ダイレクトマーケティングの大家)、
セルジオジーマン(コカコーラの元ブランド総責任者)と並んで
TIME誌が選ぶ20世紀の3大広告人の一人に選ばれてます。
(ワンダーマンとジーマンの特集はいつかやる予定です)



オグルビー氏を世界的に有名にした広告キャンペーンが
1950年代初頭から40年以上アメリカで実施された
高級紳士用シャツ「ハサウェイ」のキャンペーンです。



なぜか「黒い眼帯」をしたロシア人の「ランゲル男爵」という
キャラクターが毎回、妙にオシャレな趣味やライススタイルと共に
ハサウェイのシャツをアピールしていきます。

当時シャツ業界1位の「アロー社」の広告予算が
200万ドルだったのに対して、
ハサウェイの広告予算はたったの3万ドル。
「60倍もの差」をひっくり返すためにハサウェイは
「クリエイティブの奇跡」を起こさなければなりませんでした。

そこでオグルヴィが考え出したのが「黒い眼帯」という
シュールかつ 異様なインパクトの広告ギミックでした。
この広告キャンペーンを開始して数年間でハサウェイの売上は
何十倍にも伸びたそうです。



この「黒い眼帯」は「広告史上もっとも偉大なアイディア」と
言われています。明日は「ロールスロイス」の事例です。

2008年8月10日日曜日

シュールなシズルOOH。

本日はビールのシズルOOH事例。
タクシーの窓ガラスに「ビールの液体」の様なフィルムを貼り
窓ガラス全体をビールのシズルの様に見立てています。



若干シュールだけど、タクシーの中ってちょっとビジネスタイムの
エアポケット的な時間だったりするので、
ヘンに心に入り込む気もします。

2008年8月9日土曜日

パワフルな電池OOH。

本日は海外の有名な電池「DURACELL」のOOH事例。



エスカレーターをも動かせるくらい強力な電池であるという表現。

この事例の様に、平凡で退屈な訴求点であっても
「イタズラ」の様な感覚によって
イキイキとしたメッセージになることもあると思います。

2008年8月8日金曜日

smart雑誌広告。

本日は「smart」の雑誌広告事例です。


良く見ると中央の動物の奥に「smart」がとめられています。
それほど大きくない動物に隠れてしまうほど「小さいクルマ」
であることを訴求しています。
かなりマニアックですが個人的には大好きな広告表現です。

海外では「商品を見せない広告表現」は多く存在しますが、
日本ではなかなか見かけません。
商品をアピールするために高いお金をかけて広告をするのだから
「商品を見せないでどうする」ということだと思いますが、
個人的に思うのは、大切なのは広告の表現上に大きく商品が
出ていることよりも、その広告を見た受け手のアタマの中に
「商品の像」が印象的に映ることの方が重要だと思います。

巧妙なクリエイティブ表現を活用すれば、
時には商品を出さないことで逆に受け手に想像をうながし
よりクッキリと商品を脳内に焼き付けることが可能なことも
あると思います。

広告は「商品を正確にインフォメーションする」ためのもの
というよりは「脳内に印象的に商品を焼き付ける」
ためのものである気がします。

【本日の広告名言】
マーケティングとは知覚をめぐる戦いであって
商品をめぐる戦いではない。
[ジャックトラウト&アルライズ]


来週はデビッドオグルビー氏に関する事例を取り上げる予定です。

2008年8月7日木曜日

smart製品展示OOH

本日は「smart」のOOH事例。



スーパーマーケットの「買物カート置き場」に
実物の「smart」を展示。
最大の特徴である「小ささ」をかなり印象的に
アピールできると思われます。

この事例の様に受け手が予想していない場所で
商品アピールが出来れば油断している分、
脳の深いところに商品を印象づけることが可能な気がします。

2008年8月6日水曜日

お腹をすかせた食虫植物。

本日は「殺虫剤」の雑誌広告事例。



強力な殺虫剤のせいで「食虫植物」が職を失って 「仕事をください」
というプラカードを掲げてるという内容の広告表現かと思ったら、
ちょっと意味が違うらしくて、プラカードの文字は
「Ajuda para comer(食べ物を恵んで下さい) 」という意味で
強力な殺虫剤のせいで「食べる虫」がいなくなってしまったという
内容のようでした。いずれにせよくだらないと思います(イイ意味で)。

2008年8月5日火曜日

悲しむ石油王。

本日はトヨタのハイブリッドカー「プリウス」の
外国でのグラフィック広告事例。



プリウスは、あまり石油を必要としないので
「石油王」が悲しんで泣いているという内容。
一見ふざけている広告の様に見えますが、
かなりユーモラスに購入動機を刺激していると思います。

2008年8月4日月曜日

腹筋をする雑誌広告。

本日はアディダスの参加型雑誌広告。
雑誌を「閉じたり開いたり」することで、
女性が「本当に腹筋している」様に見えるという
かなり創造的な雑誌広告事例。

2008年8月3日日曜日

曲がり角OOH。

本日はP&Gの洗剤「アリエール」の曲がり角を利用したOOH。



このまま行くと「白い洋服を着た男性」と「ペンキ屋さん」が
正面衝突するという「直前」の瞬間を切り取ったビジュアル。
たとえぶつかって、ペンキまみれになっても「アリエール」で
洗濯すればキレイになることを訴求。

2008年8月2日土曜日

バレエ教室・生徒募集OOH。

本日は昨日のピアノ教室に続きバレエ教室の生徒募集OOH。



昨日のピアノの事例は、うまく例えていると思いましたが
このバレエの事例は、ちょっと強引な気がします。
「比喩」系の表現はバチッとうまくはまらないと
しっくり来ない感じがします。

2008年8月1日金曜日

ピアノ教室・生徒募集OOH

本日はピアノ教室に生徒を募集するOOH。



見ての通りピアノの「白い鍵盤」部分に連絡先が書かれていて
持ち帰れる様になっています。
シンプルだけど今まで誰もやってなかった気がする事例。