本日は、広告に関する「書籍」の事例。
カーシェンバウム&ボンドという
アメリカのゲリラ系広告代理店の先駆的な会社が出版した
「消費者に無視されないアンダーザレーダー型広告手法」の中から
個人的にぐっと来た文章を抜粋して列記させていただきます。
【アンダーザレーダー型広告手法より】
消費者は何かを売り込まれていると気づいたとたんに
レーダーと防壁を立ち上げて、以後は何に対しても
懐疑の目を向ける。
広告主は仕事に際して、たいていは消費者の「懐疑主義」を
考慮に入れていない。
広告らしくするな。戦略を表に出すな。
消費者に押しつけるのではなく彼らを巻き込むことによって、
消費者とブランドの節度ある関係を強化することができるのだ。
大言壮語する人は誰にも好かれない。
同様に大言壮語するブランドや会社に誰が好感を抱くだろうか。
消費者は面白い広告に目をむけ、かつそれを記憶しがちだ。
代理店が会議の席上に持ち込む『異質な意見』こそ、
広告主が広告を自社制作せずに代理店を雇う
何よりの理由なのだ。
『アート』や『異質な意見』を尊重することだ。
この異質性が受け入れられないクライアントは多い。
だから結局は『自分にそっくりな代理店』を雇うことになる。
そして自分達がイメージしてる広告と『瓜2つ』な広告を
作らせてしまうのである。
「客観的な視点」や「反対意見」を封殺することは、
間違いなく「視野狭搾」をまねく。
クライアントは意識的に「自分たちの生き写し代理店」を
雇う『誘惑』と戦う必要がある。
優れた仕事を継続的に実施する方法はただ一つ。
本音を1本に『消費者のそれに』絞ること。
消費者の懐疑主義や抵抗を打ち壊す唯一の方法は、
社内組織を『消費者中心に』構成すること。
明日から5日間は「消費者インサイト」の特集です。
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