本日は、それほど面白い事例ではないかもしれませんが
最近感心した日本の広告事例をご紹介します。
これは代々木公園の近くを散歩していた時に見つけた
広告デザイン入りトラックです。
商品は家庭用の「ルームランナー」です。
(その場で走り続けるトレーニング用具)
このトラックは特に走ったりするわけではなく、
ただ単にひたすら駐車されているだけでした。
ルームランナーの潜在ターゲットの中には、
「ランニングする習慣がある人」が含まれると思います。
そして代々木公園には、
そのランニングしている人が多いのですが、
公園周辺には屋外看板などの広告媒体はありません。
つまり、このトラック広告は媒体費をかけずに、
「駐車」という原始的な手法で、
ルームランナーを買う可能性が高い人々に
ピンポイントで訴求する「効率良いメディア展開」を
行っていたのです。
(渋谷で看板を2週間買うだけで数百万円かかります)
商品を買う可能性が無い1000人に広告を見せるよりも
よっぽど費用対効果が良いと思われます。
なんてことを一人で考えていたら、
この日以降、このトラックは見かけなくなったので、
「駐車してはいけない」と言われたか、
それとも「全国を行脚」しているのか、
もしくは「ただの偶然か」は、わかりません。
しかしトラック広告を絶妙な場所に駐車して訴求する
という手法はゲリラ系メディアのヒントになると感じました。
0 件のコメント:
コメントを投稿