本日はアメリカのスポーツ放送局「ESPN」のOOH事例。
キャッチコピーは、
WITHOUT SPORTS(もしスポーツが無ければ・・・)
このキャッチコピーに続いて延々と長いボディーコピーで
ESPNのスポーツに対する「熱い思い」が書き連ねてある。
この広告は単体で見ると、なんてことは無い普通の
コピーアドであるが掲出場所が「屋外OOH」であることにより
別の意味合いが生まれてくる。
基本的に屋外媒体は、長々とした内容では通行人は
誰も読みたがらないから、
一瞬で受け手に訴求できる内容が良いとされる。
このESPNの広告も、おそらく全てのボディーコピーを
読んでもらおうとは思っていないはずである。
しかし読まれなかったとしても、これだけスポーツに対して
「熱く語ることがたくさんある会社」という印象を
与えることが可能だと思う。
そしてここまでセオリーを無視した屋外コピーアドも珍しいので、
実は案外大勢の人が「全文を読む」様な気もする。
海外のコピーレトリック(特にTVCM)の多くは
一見かなり平易に見えるものが多いが、
言外のメッセージと行間のニュアンスを
コントロールしているものも多いように感じる。
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