2007年9月23日日曜日

「シズル感」について。

本日は「シズル感」についての事例。
ご存知の方も多いと思いますが「シズル感」とは
主に食品の広告などで「美味しそうに見える感じ」のことです。

語源は「牛肉をジュージュー焼く時の音」だそうです。

以下の事例は、とある中華料理店の「サンプル見本」ですが、
これがイイ感じで「本末転倒」なのです。

元々は、お店の前で美味しそうな「お肉のサンプル」を置くことで
シズル感を伝えてお客を呼び込むという目的であったと思いますが、
おそらく過去にこのお肉の模型を「盗まれた」ことがあって
絶対に盗めないように鎖で縛りつけたのだと思います。

でも、これがかなり「シズル感」を減退させていました。
写真でどこまで伝わるかはわかりませんが、肉の内側を
がっつり鎖が通っていて、かなり美味しく無さそうでした。

美味しさはアピールしたいけど盗まれたくない、という
2つの矛盾した気持ちの葛藤の結果が、
ある種の「本末転倒感」を生んでいる微笑ましい事例。

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