2008年カンヌ特集、本日は「グラフィック広告」部門で
「silver」を受賞したタイの「OGAWA ELECTRIC」の事例。
部屋の中で「料理をしても」「タバコを吸っても」
「強力な換気扇」で「外に煙を吹き出せる」という点を
「外壁から突き出た腕」というビジュアルギミックで表現。
この広告事例の様に「不可解なビジュアル」を見せて、
一瞬「え?何これ」と思ってもらい、そして右下の商品を見ることで
「あーそういういことか」と思わすという
「2ステップ」のコミュニケーショ話法は、海外では大変多く見られます。
日本ではこの表現話法は「回りくどい」とか「お遊びだ」などの
「否定的意見」が多い気がしますが、個人的にはうまくハマれば
「能動的に広告に接触してもらえる度」が上がる気がします。
心理学における「認知的不協和理論」を巧妙に応用した
「説得技法」の様に思えます。
(実際にただ単に「遊んでる」だけの表現もあるとは思いますが)
この事例の場合は、コミュニケーションの速度こそ遅いですが、
十分この換気扇の「機能ベネフィット」である「風力パワー」を
訴求出来ているように思います。
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